分散トランザクション処理機能 TP1/Connector for .NET Framework 使用の手引
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1.3.3 物理コネクションの管理
物理コネクションは,次に示す規則で管理されます。
- TcpipConnectionオブジェクト取得時に,コネクションプールから取得されないで新しくコネクションが生成された場合,その時点では物理コネクションは確立されません。
- TcpipConnectionクラスのExecuteメソッドが発行された時点で物理コネクションが確立されていない場合は,物理コネクションが確立されたあとに通信が行われ,通信後も物理コネクションは維持されます。
- TcpipConnectionクラスのDisconnectメソッドが発行された時点で,接続先との物理コネクションが解放されます。
- TcpipConnectionオブジェクトがコネクションプールに戻されるときは,Connector .NET構成定義の<tcpip>要素でkeepAlive属性に指定した値によって,物理コネクションを維持するかどうかが決まります。
- trueを指定したとき
物理コネクションを維持したまま,コネクションプールに戻されます。
- falseを指定したとき
すべての接続先との物理コネクションが解放されたあとで,コネクションプールに戻されます。
- TcpipConnectionクラスのDisposeメソッド発行時に,TcpipConnectionオブジェクトがコネクションプールに戻されないで破棄される場合は,Connector .NET構成定義の<tcpip>要素でkeepAlive属性に指定した値に関係なく,接続先との物理コネクションが解放されます。
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