分散トランザクション処理機能 TP1/Connector for .NET Framework 使用の手引

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1.2.6 障害発生時のローカルトランザクションの同期点を検証する方法

Connector .NETのアプリケーションから開始したトランザクションで障害が発生した場合,そのトランザクションブランチがコミットされたかどうかを検証できます。トランザクションの同期点を検証するときは,構成定義の<log>要素のlevel属性に2を設定しておきます。

Connector .NETではトランザクション開始後,トランザクショングローバル識別子およびトランザクションブランチ識別子をConnector .NETログファイルに出力します。

Connector .NETログファイルのトランザクショングローバル識別子と,サーバ側のメッセージログファイルに出力されるトランザクションの結果を突き合わせることによって,アプリケーションから開始したトランザクションがコミットされたかどうか検証できます。