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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Extension for .NET Framework 使用の手引


2.5 メッセージ送受信機能

Extension .NETでは,メッセージ送受信機能を使用することで,TCP/IPプロトコルによってOpenTP1のMHPやOpenTP1以外のシステムと通信できます。

メッセージ送受信機能による通信の例を次に示します。

図2‒12 メッセージ送受信機能による通信の例

[図データ]

注※

TP1/NET/TCP/IP,TP1/Messagingなど,メッセージ制御機能を提供するOpenTP1システムのプログラムを組み込む必要があります。

Extension .NETでメッセージ送受信機能を使用すると,SPP.NETは次のサーバおよびクライアントと通信できます。

メッセージ送受信機能を使用するためには,Extension .NETのほかに,メッセージ制御機能を提供するOpenTP1システムのプログラム(TP1/NET/TCP/IP,TP1/Messagingなど)を組み込む必要があります。

メッセージ送受信機能を使用する場合のシステム構成例を次に示します。

図2‒13 メッセージ送受信機能を使用する場合のシステム構成例

[図データ]

注※1

TP1/Server BaseまたはTP1/LiNKが使用できます。

注※2
【TP1/Server Base】

TP1/NET/TCP/IPが使用できます。

【TP1/LiNK】

TP1/Messagingが使用できます。

メッセージ送受信機能の通信プロトコルにはTCP/IPが使用されます。SPP.NETの通信相手には,MHPまたは任意のソケットアプリケーションが使用できます。

なお,Extension .NETを使用したメッセージ送受信機能は,SPP.NETからだけ使用できます。SUP.NETからこの機能を使用することはできません。

〈この節の構成〉