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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 TP1/Extension for .NET Framework 使用の手引


2.5.2 通信形態

メッセージ送受信機能を使用すると,SPP.NETとMHPなどの相手システムとの間で,次の形態によるメッセージの送受信ができます。

〈この項の構成〉

(1) メッセージの一方送信

SPP.NETから相手システムに対して一方的にメッセージを送信できます。これをメッセージの一方送信といいます。

SPP.NETでMcfクラスのSendメソッドを呼び出して,相手システムへメッセージを送信します。なお,メッセージの一方送信はトランザクション内で使用できます。

通信プロトコルにTCP/IPを使用して,MHPにメッセージを一方送信する形態の例を次の図に示します。

図2‒14 メッセージの一方送信(SPP.NET)

[図データ]

(2) メッセージの送受信

SPP.NETと相手システムとの間で,メッセージを送受信できます。

SPP.NETでMcfクラスのSendReceiveメソッドを呼び出して相手システムへメッセージを送信し,相手システムからのメッセージを受信します。メッセージの一方送信時は,それぞれ別のコネクションを使用してメッセージを送信しますが,メッセージ送受信時は,同じコネクションを使用してメッセージを送受信します。なお,メッセージの送受信は,トランザクション内でもトランザクション外でも使用できます。

通信プロトコルにTCP/IPを使用して,MHPとメッセージを送受信する形態の例を次の図に示します。

図2‒15 メッセージの送受信(SPP.NET)

[図データ]