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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 使用の手引 Windows(R)編


rapリスナーサービス定義

ここで説明していないオペランドについては,「5.1.32 rapリスナーサービス定義の内容」に示す一覧を参照してください。

〈このページの構成〉

形式

set形式

〔set rap_parallel_server=rapサーバ数〕
〔set nice=プロセスの優先順位の変更〕
〔set rap_listen_backlog=接続待ちキューに保留できる最大要求数〕

説明

形式の説明を次に示します。

set形式のオペランド

●rap_parallel_server=rapサーバ数

 〜〈符号なし整数〉((1〜1024))《1》

OpenTP1がオンラインの状態でこのオペランドの指定値を変更した場合,KFCA00850-Eメッセージが出力されることがあります。

これは,OpenTP1起動時に,このオペランドの指定値を基にあらかじめ確保している内部リソースが,指定値の変更によって不足したためです。一度OpenTP1を停止させ,再起動することでこの現象を回避できます。

なお,このオペランドの指定値を変更すると,必要となる静的共用メモリのサイズが変化します。メモリサイズの算出式については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。

●nice=プロセスの優先順位の変更

 〜〈符号なし整数〉((0〜39))《0》

指定値の意味が異なります。Windows版OpenTP1では,このオペランドの指定値は次のとおりに解釈されます。

niceオペランドの指定値

適用される優先順位

0〜9

THREAD_PRIORITY_NORMAL

10〜19

THREAD_PRIORITY_BELLOW_NORMAL

20〜29

THREAD_PRIORITY_LOWEST

30〜39

THREAD_PRIORITY_IDLE

●rap_listen_backlog=接続待ちキューに保留できる最大要求数

 〜〈符号なし整数〉((5〜OSのデフォルト値))《OSのデフォルト値》

指定範囲,デフォルト値が異なります。OSのデフォルト値はOSによって異なります。OSのデフォルト値(実数値)については,「リリースノート」を参照してください。これ以外に差異はありません。