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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 使用の手引 Windows(R)編


プロセスサービス定義

ここで説明していないオペランドについては,「5.1.8 プロセスサービス定義の内容」に示す一覧を参照してください。

〈このページの構成〉

形式

set形式

〔set prc_terminate_force=Y|N〕

コマンド形式

prcsvpath パス名〕

説明

形式の説明を次に示します。

set形式のオペランド

●prc_terminate_force=Y|N

 〜《Y》

OpenTP1強制停止の際に,既定時間内に終了しないプロセスをWin32APIのTerminateProcess関数で強制終了させます。

Y

OpenTP1強制停止の際に,既定時間内に終了しないプロセスをWin32APIのTerminateProcess関数で強制終了させます。

プロセスの強制終了を実施してもプロセスが残存した場合,KFCA00736-Eメッセージを出力します。

N

OpenTP1強制停止の際に,既定時間内に終了しないプロセスが存在した場合,KFCA00736-Eメッセージを出力します。

注※

既定時間とは,KFCA01840-Iメッセージ(終了形態:FORCE)を出力してからの監視時間です。OpenTP1の停止方法によって,既定時間は次のように異なります。なお,マシン高負荷の場合は次に示す既定時間を過ぎることがあります。

  • dcstop -fを実行した場合:約30秒

  • dcstop -fdを実行した場合:約210秒

  • 開始パラメータにforcedterminateを指定して開始したOpenTP1サービスに対して,net stopコマンドを実行した場合:約30秒

  • システム環境定義のsystem_terminate_watch_timeが満了し,OpenTP1強制停止に切り替わった場合:約210秒

コマンド形式のオペランド

●prcsvpath パス名

 〜〈パス名〉《%DCDIR%\aplib;%DCDIR%\bin》

UNIX版OpenTP1との差異は次のとおりです。これ以外に差異はありません。

  • ユーザサーバのパス名を変更した場合でも,必ず先頭に%DCDIR%\binが付与されます。

  • 空白文字を含むパス名は指定できません。空白文字を含むパス名を指定する場合は,8.3形式の短い名前(MS-DOS形式)のパス名に変換してから指定してください。

  • XMAP3 Server Runtime Version 5を使用する場合,"XMAP3 Server Runtimeインストールフォルダ\bin"を設定してください。

ランタイムライブラリのパス名の指定については,「4.3.3 ランタイムライブラリのパスの設定」を参照してください。

注意事項

プロセスの強制終了では,Win32APIのTerminateProcess関数を使用します。TerminateProcess関数の詳細については,Microsoftサポートページをご確認ください。