Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 使用の手引 Windows(R)編


3.5.3 ユーザサーバプロセスのサービス関数の入れ替え

サービス関数動的ローディング機能の使用時は,オンラインを停止しなくてもユーザサーバのサービス関数を入れ替えられます。ここでは,サービス関数の入れ替え手順,および入れ替え後の確認手順について説明します。

〈この項の構成〉

(1) サービス関数の入れ替え

ユーザサービス定義を変更する場合と,UAP共用ライブラリサーチパスを変更する場合に分けて,サービス関数の入れ替え方法を説明します。

ユーザサービス定義を変更する場合
  1. 稼働中の該当するユーザサーバをdcsvstopコマンドで終了します。

  2. 該当するユーザサーバのユーザサービス定義のserviceオペランドを変更します。

  3. dcsvstartコマンドで該当するユーザサーバを開始します。

UAP共用ライブラリサーチパスを変更する場合
  1. 稼働中の該当するユーザサーバを,dcsvstopコマンドで終了します。

  2. 新しいUAP共用ライブラリ格納フォルダに,UAP共用ライブラリを配置します。

  3. prcpathコマンドで,UAP共用ライブラリサーチパスを,新しいUAP共用ライブラリ格納フォルダに変更します。

  4. dcsvstartコマンドで該当するユーザサーバを開始します。

(2) サービス関数の入れ替え後の確認

新しい実行形式ファイルの起動時刻を確認し,dcsvstartコマンドまたはscdrsprcコマンドの実行時刻と比較してください。

新しい実行形式ファイルの起動時刻は,次の手順で確認します。ここでは,Windows Server 2008 R2の場合を例に記載しています。

  1. [スタート]−[ファイル名を指定して実行]を選択します。

  2. 「名前」に「Msinfo32.exe」を入力して実行すると,[システム情報]ダイアログボックスが開きます。

  3. [システム情報]ダイアログボックスの左ペインにある[ソフトウェア環境]−[実行中のタスク]をクリックします。

  4. 右ペインに表示されるファイルから実行形式ファイルを探し,開始時刻を確認します。