3.5.3 ユーザサーバプロセスのサービス関数の入れ替え
サービス関数動的ローディング機能の使用時は,オンラインを停止しなくてもユーザサーバのサービス関数を入れ替えられます。ここでは,サービス関数の入れ替え手順,および入れ替え後の確認手順について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) サービス関数の入れ替え
ユーザサービス定義を変更する場合と,UAP共用ライブラリサーチパスを変更する場合に分けて,サービス関数の入れ替え方法を説明します。
- ユーザサービス定義を変更する場合
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稼働中の該当するユーザサーバをdcsvstopコマンドで終了します。
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該当するユーザサーバのユーザサービス定義のserviceオペランドを変更します。
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dcsvstartコマンドで該当するユーザサーバを開始します。
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- UAP共用ライブラリサーチパスを変更する場合
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稼働中の該当するユーザサーバを,dcsvstopコマンドで終了します。
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新しいUAP共用ライブラリ格納フォルダに,UAP共用ライブラリを配置します。
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prcpathコマンドで,UAP共用ライブラリサーチパスを,新しいUAP共用ライブラリ格納フォルダに変更します。
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dcsvstartコマンドで該当するユーザサーバを開始します。
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(2) サービス関数の入れ替え後の確認
新しい実行形式ファイルの起動時刻を確認し,dcsvstartコマンドまたはscdrsprcコマンドの実行時刻と比較してください。
新しい実行形式ファイルの起動時刻は,次の手順で確認します。ここでは,Windows Server 2008 R2の場合を例に記載しています。
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[スタート]−[ファイル名を指定して実行]を選択します。
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「名前」に「Msinfo32.exe」を入力して実行すると,[システム情報]ダイアログボックスが開きます。
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[システム情報]ダイアログボックスの左ペインにある[ソフトウェア環境]−[実行中のタスク]をクリックします。
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右ペインに表示されるファイルから実行形式ファイルを探し,開始時刻を確認します。