3.5.2 ライブラリサーチパスの処理
UAP共用ライブラリ名にUAP共用ライブラリ名称だけを指定する場合,OpenTP1は指定されたUAP共用ライブラリを,OSのライブラリサーチパスを基に検索して使用します。Windows上では,次の検索パスで,指定UAP共用ライブラリのサーチ処理が行われます。なお,次の検索パスは,優先度の高い順に並んでいます。
-
UAPが存在するフォルダ
-
UAPのカレントフォルダ(%DCDIR%\tmp\home\各サーバのフォルダ)※1
-
Windowsのシステムフォルダ※2
-
Windowsフォルダ※2
-
プロセスサービス定義のprcsvpath定義コマンドに指定したフォルダ
フォルダが複数指定されている場合,最初に検索されたフォルダ下のUAP共用ライブラリを使用します。
- 注※1
-
OpenTP1の管理する一時フォルダです。OpenTP1システムやUAPの起動時に削除されますので,このフォルダ下には作成したUAP共用ライブラリを格納しないでください。
- 注※2
-
WindowsシステムフォルダやWindowsフォルダに,作成したUAP共用ライブラリを格納することは推奨していません。格納しないでください。
次の例では,(b)のフォルダ下にあるUAP共用ライブラリがUAP上にローディングされます。
UAPの存在するパス名:c:\user\aplib\user.exe DLLの存在するパス名:c:\opentp1\aplib\libusr.dll c:\user\aplib\libusr.dll <プロセスサービス定義> prcsvpath c:\opentp1\aplib; c:\user\aplib (a) (b)