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OpenTP1 Version 7 分散アプリケーションサーバ TP1/LiNK 使用の手引


5.4.3 稼働統計情報の出力

TP1/LiNKでは,ユーザサーバおよびTP1/LiNKの各種機能に関する稼働情報を取得できます。この情報を稼働統計情報といいます。稼働統計情報を編集して出力することで,TP1/LiNKの稼働状況を知ることができます。

稼働統計情報の取得と編集出力の概要を次の図に示します。

図5‒4 稼働統計情報の取得と編集出力の概要

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) 稼働統計情報の種類

稼働統計情報には,次に示す3種類があります。これらの情報が稼働統計情報として取得されます。

(2) 稼働統計情報を取得するための指定

TP1/LiNKを開始する前に,[システム環境設定]ウィンドウで稼働統計情報を取得するための指定をしておきます。このとき,取得する稼働統計情報を格納するファイル(稼働統計情報ファイル)の容量も指定します。

(3) 稼働統計情報の取得

稼働統計情報を取得するときは,[TP1/LiNKオペレーション]ウィンドウの[稼働統計管理(S)...]ボタンをクリックして[TP1/LiNK稼働統計管理]ダイアログボックスを開きます。そして,[TP1/LiNK稼働統計管理]ダイアログボックスに,情報を取得する条件を指定してから,[取得開始(J)]ボタンをクリックします。

稼働統計情報の取得を終了するときは,[TP1/LiNK稼働統計管理]ダイアログボックスの[取得終了(K)]ボタンをクリックします。[取得終了(K)]ボタンをクリックしないと,TP1/LiNKが停止するまで,稼働統計情報を取得し続けます。

なお,レスポンス統計情報および通信遅延時間統計情報については,UAPでリモートプロシジャコールを実行するときに自動的に取得されます。

(4) 稼働統計情報の編集出力

稼働統計情報を編集出力するときは,[TP1/LiNKオペレーション]ウィンドウの[稼働統計管理(S)...]ボタンをクリックして[TP1/LiNK稼働統計管理]ダイアログボックスを開きます。そして,[TP1/LiNK稼働統計管理]ダイアログボックスに,保存するファイル名を指定してから[編集開始(E)]ボタンをクリックします。ボタンをクリックすると,稼働統計情報を編集出力できます。

稼働統計情報の操作方法については,「6.4.4 稼働統計情報の管理」を参照してください。