Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散アプリケーションサーバ TP1/LiNK 使用の手引


4.3.3 XARファイルの設定

TP1/LiNKはXAリソースサービス機能を使用しているとき,XARトランザクション情報をXARファイルに記録しています。クラスタ構成でTP1/LiNKを運用する場合は,XARトランザクション情報をコンピュータ間で共有するため,XARファイルを共有ディスク上に作成する必要があります。

TP1/LiNKがローカルディスクドライブCのフォルダ「C:\OpenTP1」にインストールされて,共有ディスクドライブがドライブFに設定されている場合は,現用系および待機系のXARファイルを次のように設定します。

  1. 現用系の[システム環境設定]ウィンドウ−[XAリソースサービス環境設定]ダイアログボックスを開きます。

  2. 「オンライン用XARファイルを作成するフォルダ名」および「バックアップ用XARファイルを作成するフォルダ名」にXARファイルを格納するフォルダを設定します(例:F:\OpenTP1)。

  3. MSCSを使って共有ディスクドライブのドライブFを待機系に移動させます。

  4. 待機系に対して,同様に1.,2.の操作を実行します。

XARファイルを作成するフォルダ名を設定する場合は,そのマシン上で共有ドライブが認識されている必要があります。