4.3.2 ステータスファイルの設定
TP1/LiNKはシステム再開始の情報を,ステータスファイルと呼ばれるファイルに記録しています。クラスタ構成でTP1/LiNKを運用する場合は,再開始情報をコンピュータ間で共有するため,ステータスファイルを共有ディスク上に作成する必要があります。
TP1/LiNKがローカルディスクドライブCのフォルダ「C:\OpenTP1」にインストールされて,共有ディスクドライブがドライブFに設定されている場合は,現用系および待機系のステータスファイルを次のように設定します。
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現用系のコマンドプロンプトでdcstsmngコマンドを実行し,[TP1/LiNKステータスファイル管理]ダイアログボックスを開きます。マルチOpenTP1では,マルチOpenTP1用のコマンドプロンプト(dcmakeconコマンドで作成)からdcstsmngコマンドを実行してください。
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「プライマリステータスファイル格納フォルダ」にステータスファイルを格納するフォルダを設定します(例:F:\OpenTP1)。
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MSCSを使って共有ディスクドライブのドライブFを待機系に移動させます。
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待機系に対して,同様に1.,2.の操作を実行します。
ステータスファイル格納フォルダを設定する場合は,そのマシン上で共有ドライブが認識されている必要があります。