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OpenTP1 Version 7 分散アプリケーションサーバ TP1/LiNK 使用の手引


1.3.3 インターネット/イントラネットを使った通信

TP1/LiNKは,インターネット/イントラネット環境下で通信できます。また,次に示す製品を使うと,WebブラウザをTP1/LiNKのクライアントにできます。

なお,インターネット/イントラネットを使ってOpenTP1製品が通信するときは,リモートAPI機能を使います。リモートAPI機能については,「5.5 リモートAPI機能の使い方」を参照してください。

インターネット/イントラネット環境下の通信では,WebブラウザとWebサーバが必要です。

〈この項の構成〉

(1) クライアント(Webブラウザ)の構成

Webブラウザは,Webサーバのホームページを開いて,実行する業務を指定します。Webブラウザ以外のアプリケーションソフトは不要なので,クライアントの負担を軽くできます。

(2) Webサーバシステムの構成

サーバになるTP1/LiNKと通信する場合は,リモートプロシジャコールを使用してください。

TP1/Webは,Webサーバのホームページで受信した情報をリモートプロシジャコールの形式にして,TP1/Client/WまたはTP1/Client/PのAPIでTP1/LiNKにサービスを要求します。応答が返ってくると,TP1/Webはその内容に従って,HTMLファイルを更新します。また,TP1/Webのアプリケーションプログラムを作成して,Webブラウザと対話的に情報をやり取りできます。さらにTP1/WebのサーバはTP1/Client/Jのクライアントと通信できます。

TP1/Webのシステムの前提は,Windowsのシステムで使用する場合はTP1/Client/P,UNIXのシステムで使用する場合にはTP1/Client/Wです。

(3) TP1/LiNKの構成

TP1/LiNKは,Webサーバシステムから受信した処理を実行します。

TP1/Webを使ったWebサーバシステムと通信するときは,TP1/LiNKのシステムに前提となる製品はありません。

インターネット/イントラネットを使った通信を次の図に示します。

図1‒9 インターネット/イントラネットを使った通信

[図データ]