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OpenTP1 Version 7 分散アプリケーションサーバ TP1/LiNK 使用の手引


1.3.2 TP1/Client/JのOpenTP1クライアント機能を使ったクライアント/サーバシステム

インターネット/イントラネット環境でTP1/Client/JとTP1/LiNKが通信する形態です。TP1/Client/Jをクライアントにすると,Javaアプレット,Javaアプリケーション,またはJavaサーブレットからTP1/LiNKにサービスを要求できます。

〈この項の構成〉

(1) クライアントの構成

TP1/Client/Jクラスライブラリを使ったJavaアプレット,Javaアプリケーション,またはJavaサーブレットからRPCを実行して,TP1/LiNKのサービスを要求します。

クライアントでJavaアプレットを開発するときは,TP1/Client/Jクラスライブラリを使います。また,WebサーバからJavaアプレットとTP1/Client/Jクラスライブラリをダウンロードして実行できます。このときWebサーバと同じマシンにTP1/LiNKを組み込んであることが前提です。

TP1/Client/Jのクライアントを構築するときは,Javaアプレット,Javaアプリケーション,またはJavaサーブレットを開発するJava製品が必要です。

(2) サーバの構成

TP1/Client/Jからサービス要求が来ると,TP1/LiNKのアプリケーションはDBMSにアクセスしてサービスを提供します。アプリケーションとして定型業務を作成しておいて,サービス要求に応じてサービスを実行します。

TP1/Client/Jを使ったクライアント/サーバシステムを次の図に示します。

図1‒8 TP1/Client/Jを使ったクライアント/サーバシステム

[図データ]