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OpenTP1 Version 7 分散アプリケーションサーバ TP1/LiNK 使用の手引


1.3.4 OpenTP1(TP1/Server Base)と連携したクライアント/サーバシステム

分散トランザクション処理機能OpenTP1(TP1/Server Base)と連携したクライアント/サーバシステムを構築できます。TP1/LiNKからTP1/Server Baseで構築した基幹業務システムへサービスを要求する通信です。TP1/LiNKのシステムがクライアント,TP1/Server Baseのシステムがサーバとなります。また,TP1/Server BaseのシステムからTP1/LiNKのシステムにサービスを要求することもできます。

TP1/LiNKとTP1/Server Baseの通信では,通信プロトコルにTCP/IPを使います。また,リモートAPI機能を使うとインターネット/イントラネットを経由して通信できます。リモートAPI機能については,「5.5 リモートAPI機能の使い方」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) TP1/LiNKの構成

TP1/LiNKのアプリケーションでは,次に示す3種類の通信方法を選べます。

注※

TP1/LiNKのVersion 7に対応するTP1/Message Queueは,現時点では未発行です。発行時期をご確認ください。

(2) TP1/Server Baseの構成

TP1/Server Baseで使えるデータベース(DAM,TAM,ISAM,ORACLEなど)にアクセスできます。さらに,TP1/Server Baseのシステムから,ほかのシステムと通信できます。

OpenTP1(TP1/Server Base)と連携したクライアント/サーバシステム(リモートプロシジャコールの例)を次の図に示します。

図1‒10 OpenTP1(TP1/Server Base)と連携したクライアント/サーバシステム(リモートプロシジャコールの例)

[図データ]