13.1.4 utftamcre(オフラインテスタ用TAMファイルの作成)
(1) 名称
オフラインテスタ用TAMファイルの作成
(2) 形式
utftamcre -r レコード長 -l キー領域長 -k キー開始位置 -m 最大レコード数 〔-t〕〔-u ハッシュエントリ使用率〕〔-s〕 〔-d TAMデータファイル名〕TAMファイル名
(3) 機能
TAMデータファイルを入力して,オフラインテスタ用のTAMファイルを作成します。
(4) オプション
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-r レコード長 〜((1〜2147483647))
TAMファイルのレコード長を指定します。
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-l キー領域長 〜((1〜2147483647))
キーの長さを指定します。
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-k キー開始位置
レコードの先頭を0とした,キーの開始位置までのオフセットを指定します。
-sオプションを指定した場合,-kオプションの指定が0以外の場合はエラーになります。また,TAMファイルの管理部のレコード長は,(レコード長 − キー領域長)になります。
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-m 最大レコード数 〜((1〜2147483647))
TAMテーブル内の最大レコード数を指定します。
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-t
TAMテーブルをツリー構造で作成します。
省略時にはハッシュ構造で作成します。ただし,その場合は必ず-uオプションを指定してください。
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-u ハッシュエントリ使用率 〜((1〜100))
ハッシュ域として使用するインデクスの使用率を指定します。
-tオプションを指定した場合は,-uオプションを指定するとエラーになります。
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-s
レコードの内容からキー領域を削除する場合に指定します。
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-d TAMデータファイル名 〜((255))
TAMデータファイルの名称を指定します。最大255文字まで指定でき,この文字数を超えるとエラーになります。また,TAMファイル名とTAMデータファイル名が同じ場合はエラーになります。
なお,指定したファイル名が同じかどうかは,単純にファイル名を比較して判断されます。
(5) コマンド引数
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TAMファイル名 〜〈パス名〉
このコマンドで作成するTAMファイルの名称を指定します。
(6) 注意事項
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TAMデータファイルのデータ長が(レコード長 × 最大レコード数)を超える場合は,エラーになります。
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TAMデータファイルのデータ長が,-rオプションで指定したレコード長で割り切れない場合は,あまりのデータ長分のデータは切り捨てられ,TAMファイルには格納されません。