13.1.3 utfstart(オフラインテスタの開始)
(1) 名称
オフラインテスタの開始
(2) 形式
utfstart〔-s〕〔-l〕〔-i〕〔-f〕〔-g〕〔-d〕〔-c〕オフラインテスタ環境定義ファイル名
(3) 機能
オフラインテスタ環境定義ファイルの内容に従って,オフラインテスタを開始します。
(4) オプション
-
-s
サービス関数名とリターン情報を,オフラインテスタトレース情報として標準出力へ出力します。
-iオプションと同時に指定した場合,この指定は無視されます。
-
-l
サービス関数名やリターン情報のほか,関数の引数情報をオフラインテスタトレース情報として標準出力へ出力します。
-iオプションと同時に指定した場合,この指定は無視されます。
-
-i
オフラインテスタトレース情報の出力を抑止します。
-
-f
オフラインテスタトレース情報を,標準出力とトレースファイルへ出力します。トレースファイルがすでにある場合は,最後のデータの後ろに追加して出力します。トレースファイルがない場合は,オフラインテスタがトレースファイルを作成して出力します。
-gオプションと同時に指定した場合,この指定は無視されます。
-
-g
オフラインテスタトレース情報を,標準出力とトレースファイルへ出力します。トレースファイルがすでにある場合は,トレースファイルを再度作成し,ファイルの先頭からトレース情報を出力します。トレースファイルがない場合は,オフラインテスタがトレースファイルを作成して出力します。
-
-d
関数の引数情報がデータ領域(バッファなど)のとき,データ領域の内容をすべて標準出力へ出力します。
この指定を省略した場合は,20バイト分だけを出力します。
このオプションは,-lオプションを指定した場合にだけ有効です。
-
-c
DAMサービスとTAMサービスで,DAMファイル,およびTAMファイルを更新しません。
この指定を省略した場合は,DAMファイル,およびTAMファイルを更新します。
(5) コマンド引数
-
オフラインテスタ環境定義ファイル名 〜〈パス名〉
テスト環境を定義した,オフラインテスタ環境定義ファイルの名称を指定します。
(6) 注意事項
すべてのオプションを省略した場合は,-lを仮定します。