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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 テスタ・UAPトレース使用の手引


13.1.5 utftrcpic(トレース情報の取り出し)

〈この項の構成〉

(1) 名称

トレース情報の取り出し

(2) 形式

utftrcpic トレースファイル名 サービスグループ名
         〔サービス名〔データファイル名〕〕

(3) 機能

オフラインテスタトレース情報を,キーを基にトレースファイルから取り出し,標準出力へ出力します。

(4) コマンド引数

(5) 出力形式

[図データ]

  1. 時刻と関数の情報

    • サービスグループを起動した時刻(時:分:秒)

    • C言語の関数名

    • COBOL言語の機能名

    • 要求コード

    • DML文名

  2. 引数の情報

    (IN)は,UAPが関数の引数で指定した内容の表示を,(OUT)は,関数がUAPに返す内容の表示を意味します。文字列領域のアドレスがヌル文字の場合は,'引数名(OUT)=NULL'を表示します。

  3. データとデータ長の情報

    データの内容を表示する場合,データ長分だけを1行40バイトで表示します。

    異常時の形式について,次に示します。

    (例)

    データのアドレスがヌル文字の場合

    データ名(IN)=NULL

    データ長が0の場合

    データ名(IN)=

  4. オプションフラグの情報

    • オプションフラグ名

    • COBOL言語フラグ名

    • COBOL言語フラグ種別

    指定を誤っていた場合は,誤ったフラグのコードがそのまま表示されます。

    COBOL言語のフラグ名とフラグ種別は'[***]'と表示されます。

    表示例を次に示します。

    (例)

    オプションフラグ(IN)=00000001

    DCDAM_FILE_EXCLUSIVE[排他種別:B]

    00000006[***]

  5. リターン値の情報

    • C言語リターン値定義名

    • C言語リターン値10進数表示

    • COBOL言語リターン値10進数表示

[図データ]

[図データ]

  1. オフラインテスタ開始時のメッセージと,SPP起動時に取得したトレース情報

  2. サブコマンド入力時に取得したトレース情報(テスト開始)

  3. サービス実行時に取得したトレース情報

  4. テスタファイル読み込み時に取得したトレース情報

  5. サブコマンド入力時に取得したトレース情報(テスト終了)

  6. オフラインテスタ終了時,SPP停止時に取得したトレース情報

(6) 注意事項