Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 テスタ・UAPトレース使用の手引


7.1 MHPのテスト

TP1/Message Controlオンラインテスタ(以降,MCFオンラインテスタと呼びます)では,新規に作成したMHP,または変更したMHPをテストし,動作を確認できます。ただし,テストするMHPは,次に示す二つの条件を同時に満たしている必要があります。

MHPをテストするためには,まずMCFオンラインテスタの使用宣言コマンド(mcfutfstコマンド)を実行して,MCFオンラインテスタの機能を使用できる状態にします。その後,テスト開始コマンド(mcftulesコマンド,mcfauapsコマンド,またはmcftusgsコマンド)を実行してテストを開始します。なお,MCFオンラインテスタの機能が使用できるかどうかを,状態表示コマンド(mcflsutfコマンド)で確認できます。

MCFオンラインテスタでは,次に示す単位でテストができます。

テスト単位によってテスト開始のコマンドが異なります。

論理端末単位の場合,mcftulesコマンドを使用します。テスト範囲は,mcftulesコマンドに指定した論理端末からのメッセージをアプリケーションが受け取ってから,テスト中のメッセージがなくなるまでの間です。

アプリケーション単位の場合,mcfauapsコマンドを使用します。テスト範囲は,mcfauapsコマンドで指定したアプリケーションがメッセージを受け取ってからテスト中のメッセージがなくなるまでの間です。なお,アプリケーション単位でテストする場合は,mcfauapsコマンドの-kオプションで,テストするアプリケーションの種別を指定できます。指定できる種別は,ユーザアプリケーション,またはMCFイベントです。

サービスグループ単位の場合,mcftusgsコマンドを使用します。テスト範囲は,mcftusgsコマンドで指定したサービスグループが起動している間です。

また,テスト開始コマンドには,ユーザが使用するMCFオンラインテスタの機能を,オプションで指定します。指定できる機能を次に示します。

〈この節の構成〉