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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 テスタ・UAPトレース使用の手引


7.1.5 MHPの自動閉塞機能の抑止

MHPが異常終了したときに働くMHPの自動閉塞機能を抑止します。そのため,運用コマンドを入力して閉塞解除する必要はありません。

この機能を使用する場合,テスト開始コマンドの-eオプションにholdlimitを指定します。

テスト開始コマンドを実行したあとは,MCFオンラインテスタを使用しない場合と同様の手順でアプリケーションを起動します。

メッセージの受信から送信までのトランザクション処理の例を次の図に示します。MHPが異常終了した場合は,トランザクションを開始する前の状態に回復されます。

図7‒1 メッセージ受信から送信までのトランザクション処理の例

[図データ]

(説明)

  1. テスト中の送信メッセージは,次に示す表に従った扱いになります。

    メッセージ種別

    テスト開始コマンドの指定

    swmsg指定あり

    swmsg指定なし

    問い合わせ応答メッセージ

    送信する

    送信する

    分岐メッセージ

    送信しない

    送信する

    注※

    送信時にインタフェースをチェックし,エラーのときはエラーステータスコードを返します。

  2. TP1/Message Control以外のリソースマネジャの資源を,テスト開始前の状態に回復する指定をしている場合,TP1/Message Control以外のリソースマネジャの資源を回復します。

    資源回復の指定がない場合,更新した資源は更新したままとなります。

  3. 送信メッセージがあれば,送信メッセージを出力します。