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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 テスタ・UAPトレース使用の手引


5.1.10 utotrcout(UAPトレース情報の編集出力)

〈この項の構成〉

(1) 名称

UAPトレース情報の編集出力

(2) 形式

utotrcout 〔-s サービスグループ名〔,サービス名〕…〕
          〔-v サーバ名〕〔-i〕〔-n〕
          〔-t 〔編集開始日時〕〔,編集終了日時〕〕編集対象ファイル名

(3) 機能

指定したトレースファイル,またはトレースマージファイルのトレース情報を編集して標準出力に出力します。

(4) オプション

(5) コマンド引数

(6) 出力形式(-iオプションを省略した場合)

[図データ]

  1. テスタ情報

    • 起動したUAPのサーバ名(8文字以内)

    • 最初にサービス要求したプロセスの取得日時を基に補正した日時

      年(西暦下2けた)/月/日△時:分:秒の形式

    • 起動していたサービスがあるサービスグループの名称(31文字以内)

      SUPの場合は,'****'を表示します。

    • テスタ情報,またはUAPトレースを取得した日時

      年(西暦下2けた)/月/日△時:分:秒の形式

    • トレースを取得したエントリの順序番号(6けた)

    • 該当するUAPトレースを取得したプロセスのプロセスID

    • UAPを起動したユーザのテストユーザID(4文字以内)

  2. UAPトレース情報(uatdump -eコマンドの出力形式と同じ)

    • 取得したトレース情報の種別

    • トレース情報を取得したタイミング

      関数がサービス関数開始・終了の場合,表示しません。

    • テスタ情報,またはUAPトレースを取得した日時

      年(西暦下2けた)/月/日△時:分:秒の形式

    • トレースを取得したエントリの順序番号(6けた)

    • UAPを起動したサービスの名称(31文字以内)

      SUPまたはサービス名が特定できない場合は,'****'を表示します。

  3. OpenTP1関数の呼び出し情報の出力領域

(7) 出力形式(-iオプションを指定した場合)

[図データ]

  1. テスタ情報

    • 最初にサービス要求したプロセスの取得日時を基に補正した日時

      年(西暦下2けた)/月/日△時:分:秒の形式

    • テスタ情報を取得した日時

      年(西暦下2けた)/月/日△時:分:秒の形式

    • 該当するUAPトレースを取得したプロセスのプロセスID

    • 起動したUAPのサーバ名(8文字以内)

    • 起動していたサービスがあるサービスグループの名称(31文字以内)

      SUPの場合は,'****'を表示します。

    • 取得したUAPのネスト番号

      ネスト管理できないトレース情報の場合は,'0'を表示します。

      サービス要求元がシミュレートしたクライアントUAPや,TP1/ClientのUAPの場合,サービス要求先のネスト番号は1から表示します。

  2. UAPトレース情報

    • 取得したトレース情報の種別

    • トレース情報を取得したタイミング

      関数がサービス関数開始・終了の場合は,UAPを起動したサービスの名称(31文字以内)を表示します。

(8) 注意事項