3.1.5 タイプトバッファの設定
XATMIでのUAPのシミュレート時に必要になる,タイプトバッファの情報を設定します。タイプトバッファの情報は,タイプトバッファ定義ファイル(ファイル名は任意)に格納します。
(1) 形式
△0タイプ△1サブタイプ△1バッファ長
- (凡例)
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△0:0個以上の空白文字,およびタブ
△1:1個以上の空白文字,およびタブ
(2) オペランド
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タイプ 〜〈8文字の英大文字〉
バッファのタイプとして,次のどれかを指定します。
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X_COMMON
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X_C_TYPE
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サブタイプ 〜〈1〜16文字の英数字〉
バッファのサブタイプを指定します。サブタイプが16文字を超える場合は,先頭から16文字だけを有効とします。
X_COMMON,X_C_TYPEで,それぞれ最大512個のサブタイプを定義できます。512個を超えて定義した場合はエラーになり,utoxsppsvcコマンドが中断されます。
同じサブタイプ名の指定が重複した場合は,最初の定義が有効になります。二つ目以降はエラーになり,エラーメッセージが出力されます。
ただし,定義内容がまったく同じ場合は,エラーメッセージは出力されません。
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バッファ長 〜〈10進数字〉
バッファ長を指定します。バッファ長は,TP1/Server Baseのstbmakeコマンドで作成したスタブソース,およびstbmakeコマンドに-pオプションを指定した場合の出力結果を参照して,確認してください。
(3) 定義例
# タイプトバッファの定義 X_COMMON subtype1 256 X_COMMON subtype2 128 X_C_TYPE subtype3 128 #
(4) 注意事項
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1行には一つのサブタイプ名を定義します。
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1行の長さは,改行コードを含めて512バイトまでです。
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コメントを記述する場合は,行の先頭に'#'を記述します。'#'の前には空白文字,およびタブだけが指定できます。
また,タイプトバッファの定義の後ろには,コメントは記述できません。
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有効な定義が一つもない場合,このファイルのエラーになりませんが,サービス要求時などでタイプトバッファを確保する際にエラーになります。