2.2.2　XATMIインタフェースのクライアントUAPのシミュレート

(1)　リクエスト/レスポンス型のサービス要求

リクエスト/レスポンス型のサービス要求でクライアントUAPをシミュレートする場合，ユーザは，サーバUAPに渡す処理データを，あらかじめXATMI要求データファイルに作成しておきます。サーバUAPからの応答データは，コマンドで指定したファイル（XATMI応答データファイル）に取得します。

XATMIを使用する際に必要となるタイプトバッファの情報は，タイプトバッファ定義ファイルに設定しておきます。

なお，XATMI要求データファイルのヘッダ部分には，リクエスト/レスポンス型でサービス要求する関数の種別を，あらかじめ設定しておく必要があります。

リクエスト/レスポンス型のサービス要求でのクライアントUAPシミュレート機能の概要を，次の図に示します。

図2‒2　リクエスト/レスポンス型のサービス要求でのクライアントUAPのシミュレート

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(2)　会話型のサービス要求

会話型のサービス要求でクライアントUAPをシミュレートする場合，ユーザは，サーバUAPに渡す処理データを，あらかじめXATMI要求データファイルに作成しておきます。XATMI要求データファイルのヘッダ部分には，会話型でサービス要求する関数の種別を，あらかじめ設定しておきます。サーバUAPからの応答データは，コマンドで指定したファイル（XATMI応答データファイル）に取得します。

XATMIを使用する際に必要となるタイプトバッファの情報は，タイプトバッファ定義ファイルに設定しておきます。

また，ユーザは，サービス中の送受信手順を，送受信制御ファイルに設定しておきます。テストするサーバUAPがサービス中に受信するデータは，あらかじめXATMI受信データファイルに作成し，送受信制御ファイルでファイル名を指定しておきます。サーバUAPが送信したデータは，応答データと同様にXATMI応答データファイルに取得します。

なお，クライアントUAPシミュレート機能でファイルに取得したサーバUAPからの応答データや送信データは，サーバUAPシミュレート機能でクライアントUAPへの要求データや受信データとして使用できます。その際には，応答データや送信データを取得したXATMI応答データファイルの構造を，XATMI要求データファイルやXATMI受信データファイルの構造にバイナリエディタで修正してから使用してください。

会話型のサービス要求でのクライアントUAPシミュレート機能の概要を，次の図に示します。

図2‒3　会話型のサービス要求でのクライアントUAPのシミュレート

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