2.2 クライアントUAPのシミュレート
オンラインテスタでは,クライアントUAPの代わりとなってサーバUAPにサービスを要求できます。そのため,ユーザはクライアントUAPがなくてもサーバUAPをテストできます。これを,クライアントUAPシミュレート機能といいます。
クライアントUAPのシミュレートは,オンラインテスタのコマンドで実行します。ユーザは,サーバUAPに渡す処理データを,あらかじめサービス要求データファイルに作成しておきます。サーバUAPからの応答データは,コマンドで指定したファイル(サービス応答データファイル)に取得されます。
サービス要求データファイルには,シミュレートするUAPのインタフェース別に,次の2種類があります。
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RPC要求データファイル(RPCインタフェースのUAPシミュレート時)
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XATMI要求データファイル(XATMIインタフェースのUAPシミュレート時)
また,サービス応答データファイルにも,シミュレートするUAPのインタフェース別に,次の2種類があります。
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RPC応答データファイル(RPCインタフェースのUAPシミュレート時)
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XATMI応答データファイル(XATMIインタフェースのUAPシミュレート時)
クライアントUAPシミュレート機能を使用してサーバUAPをテストする場合,テストするサーバUAPがテスト専用UAPであることを,ユーザサービス定義で定義しておきます。テスト専用UAPとは,テストの対象となるUAPとして,オンラインテスタのすべての機能を使用できる(テストモードで動作する)UAPのことです。
また,ユーザサービス定義では,テスト専用UAPの代わりに使用可能UAPとして定義してもかまいません。使用可能UAPとは,テスト対象UAPからサービス要求される場合にだけテストモードで動作するSPPのことです。