4.3 定義オブジェクトファイルの生成
ネットワークコミュニケーション定義の各ソースファイルから定義オブジェクトファイルを生成する方法について説明します。
定義オブジェクトファイルの生成には,次の二つのユティリティを使用します。
MCF定義オブジェクト生成ユティリティは,ソースファイルからオブジェクトファイルを生成するときに使用します。MCF定義オブジェクト生成ユティリティを起動するコマンドは,定義の種類によって異なります。
MCF定義結合ユティリティは,二つのオブジェクトファイルを結合するときに使用します。MCF定義結合ユティリティは,MCF通信構成定義にだけ使用します。
MCFのバージョンアップに伴って,定義オブジェクトの形式が異なることがあります。定義オブジェクトのバージョンが異なると,開始処理が続行できません。この場合は,MCFと同じバージョンのユティリティで,定義オブジェクトを生成し直してください。
- 注※1
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プロトコル種別に対応したユティリティ起動コマンドがあります。コマンド名については,マニュアル「OpenTP1 プロトコル」の該当するプロトコル編を参照してください。
- 注※2
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MCF通信サービスの通信方式によって,使用するユティリティ起動コマンドが決まります。
各定義では,次のようにオブジェクトファイルを生成します。
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MCFマネジャ定義
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MCF通信構成定義
MCF定義オブジェクト生成ユティリティとMCF定義結合ユティリティを使用します。
次の手順でオブジェクトファイルを生成します。
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MCF定義オブジェクト生成ユティリティを使用して,共通定義オブジェクトファイルとデータコミュニケーション定義オブジェクトファイルを,それぞれ生成します。ユティリティ起動コマンドについては,表4-11,およびマニュアル「OpenTP1 プロトコル」の該当するプロトコル編を参照してください。
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MCF定義結合ユティリティ(mcflinkコマンド)を使用して,1.で生成した二つの定義オブジェクトを結合し,MCF通信構成定義のオブジェクトファイルを出力します。
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MCFアプリケーション定義
なお,対応する定義ソースが不明となったMCF定義オブジェクトファイルの内容を知りたい場合は,「4.3.3 mcf××××(MCF定義オブジェクト解析コマンド)」を参照してください。