分散トランザクション処理機能 OpenTP1 解説

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3.10 シナリオテンプレートを利用したシステムの運用

OpenTP1の運用手順を,JP1/AJS2 - Scenario Operationが管理するシナリオテンプレートとしてあらかじめ定義できます。シナリオテンプレートを利用すると,システムを自動的に運用できます。シナリオテンプレートは,JP1/AJS2 - Scenario OperationがJP1/AJS - Managerを介して実行します。OpenTP1では,基本的な運用手順を定義したシナリオテンプレートを提供しています。OpenTP1が提供するシナリオテンプレートを使用すると,より簡単にシステムの運用を自動化できます。

JP1/AJS2 - Scenario Operationの詳細説明については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 2 - Scenario Operation」を参照してください。

シナリオテンプレートを利用したシステムの運用を次の図に示します。

図3-83 シナリオテンプレートを利用したシステムの運用

[図データ]

シナリオテンプレートの入力シナリオ変数を変更することによって,異なるOpenTP1環境にシナリオを実行できます。
(説明)
  1. OpenTP1が提供またはユーザが作成したシナリオテンプレートをJP1/AJS2 - Scenario Operationに登録します。
  2. JP1/AJS2 - Scenario Operationが,JP1/AJSにシナリオを登録します。
  3. JP1/AJSが,OpenTP1にシナリオを実行させます。

OpenTP1がシナリオテンプレートを提供しているシナリオを次に示します。

シナリオテンプレートの詳細については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。