分散トランザクション処理機能 OpenTP1 解説
TP1/Resource Manager Monitorを使うと,リソースマネジャの開始と終了を制御できます。
リソースマネジャ制御の概要を次の図に示します。
図3-79 リソースマネジャ制御の概要
監視する対象のリソースマネジャは,RMMサービス定義のrmm_check_servicesオペランドに指定しておきます。監視する対象のリソースマネジャへの操作は,ユーザがコマンド(シェルファイル)で作ります。そして,作ったコマンドのファイル名を監視対象RM定義に指定します。監視対象RM定義には,次に示すコマンドを指定します。
上記のコマンドは,サンプルが提供されています。サンプルを業務に合わせて修正すると,コマンドを最初から作成する手間が省けます。サンプルは,$DCDIR/etc/RMmonitor/ ディレクトリの下にあります。
コマンドの作り方については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。定義の方法については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。
リソースマネジャを監視する定義を作成しておくと,OpenTP1を開始するのと一緒にリソースマネジャへの操作が自動的に開始されます。
OpenTP1の開始と参照する定義の関係を次の図に示します。
図3-80 OpenTP1の開始と参照する定義の関係
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2012, Hitachi, Ltd.