分散トランザクション処理機能 OpenTP1 解説

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3.9.6 OpenTP1提供以外のリソースマネジャの制御(TP1/Resource Manager Monitor)

TP1/Resource Manager Monitorを使うと,リソースマネジャの開始と終了を制御できます。

リソースマネジャ制御の概要を次の図に示します。

図3-79 リソースマネジャ制御の概要

[図データ]

<この項の構成>
(1) リソースマネジャを監視する準備
(2) 監視を開始する時期

(1) リソースマネジャを監視する準備

監視する対象のリソースマネジャは,RMMサービス定義のrmm_check_servicesオペランドに指定しておきます。監視する対象のリソースマネジャへの操作は,ユーザがコマンド(シェルファイル)で作ります。そして,作ったコマンドのファイル名を監視対象RM定義に指定します。監視対象RM定義には,次に示すコマンドを指定します。

上記のコマンドは,サンプルが提供されています。サンプルを業務に合わせて修正すると,コマンドを最初から作成する手間が省けます。サンプルは,$DCDIR/etc/RMmonitor/ ディレクトリの下にあります。

コマンドの作り方については,マニュアル「OpenTP1 運用と操作」を参照してください。定義の方法については,マニュアル「OpenTP1 システム定義」を参照してください。

(2) 監視を開始する時期

リソースマネジャを監視する定義を作成しておくと,OpenTP1を開始するのと一緒にリソースマネジャへの操作が自動的に開始されます。

OpenTP1の開始と参照する定義の関係を次の図に示します。

図3-80 OpenTP1の開始と参照する定義の関係

[図データ]