分散トランザクション処理機能 OpenTP1 解説

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3.7 リモートAPI機能

リモートAPI機能とは,クライアント側のノードにあるUAPが発行したAPIを,OpenTP1がサーバ側に転送してサーバ側のプロセスで代理実行する機能です。リモートAPI機能を要求するクライアント側のノードにあるUAPをrapクライアントといいます。rapクライアントが発行したAPIを,OpenTP1のrapリスナーが受け付け,rapサーバがサーバ側のノードで実行します。rapリスナー,rapサーバはOpenTP1のユーザサービスとして動作します。

リモートAPI機能を次の図に示します。

図3-68 リモートAPI機能

[図データ]

rapクライアントとなるUAPを次の表に示します。

表3-16 rapクライアントとなるUAP

プログラムプロダクト rapクライアントとなるUAP
TP1/Server Base,TP1/LiNK SUP,SPP,MHP
TP1/Client CUP

次に,rapクライアントから代理実行できるAPIをrapクライアントの種類ごとに示します。

<この節の構成>
3.7.1 リモートAPI機能の使用例
3.7.2 常設コネクション
3.7.3 コネクトモード
3.7.4 rapクライアントマネジャ
3.7.5 リモートAPI機能を使用する場合に設定する必要がある定義
3.7.6 XAリソースサービスを使用する場合