分散トランザクション処理機能 OpenTP1 解説

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3.6.4 環境設定の概要

クライアント/サーバ形態の通信プロトコルにOSI TPを使う場合の,OpenTP1システムの環境設定手順を次に示します。(2)と(3)の手順は,通常のOpenTP1の作業と同じです。

<この項の構成>
(1) OpenTP1の製品の組み込み
(2) TP1/Server Baseの定義の作成
(3) OpenTP1の登録
(4) TP1/NET/OSI-TP-Extendedの定義の作成

(1) OpenTP1の製品の組み込み

OSI TP通信に必要な,次に示す製品を組み込みます。

TP1/Server Base,TP1/NET/Library,TP1/NET/OSI-TP-Extended

(2) TP1/Server Baseの定義の作成

スーパユーザがOpenTP1管理者を決定したあとで,OpenTP1管理者はTP1/Server Baseの定義を作成します。

(3) OpenTP1の登録

OpenTP1をOSに登録するため,dcsetupコマンドを実行します。

(4) TP1/NET/OSI-TP-Extendedの定義の作成

TP1/NET/OSI-TP-Extendedの定義を作成します。定義ファイルは,定義を解析するユティリティでオブジェクトファイルにしたあと,OpenTP1のシステム定義を格納するディレクトリの下に次のファイル名で格納します。

OpenTP1でTP1/NET/OSI-TP-Extendedを使う場合,TP1/NET/Libraryを登録するコマンド(netsetupコマンド)を実行する必要はありません。

OpenTP1のシステム設定手順については,「5.1 OpenTP1システムの環境設定手順」を参照してください。また,OpenTP1以外の前提プログラムについては,マニュアル「OpenTP1 プロトコル TP1/NET/OSI-TP-Extended編」を参照してください。