分散トランザクション処理機能 OpenTP1 解説
XATMIインタフェースとは,X/Openで規定するDTPモデルに準拠した,クライアント/サーバ形態の通信をするAPIです。OpenTP1では,XATMIインタフェースを使って,UAPプロセス間で通信できます。
XATMIインタフェースの通信は,通信プロトコルにTCP/IPとOSI TPのどちらでも使えます。
XATMIインタフェースの通信を使用できるのは,SUPとSPPです。SUPとSPPの両方に,XATMIインタフェース定義ファイルから作成したスタブを結合しておいてください。
MHPを作成するときには,XATMIインタフェースの関数は使えません。
XATMIインタフェースの通信については,マニュアル「OpenTP1 プログラム作成の手引」を参照してください。
XATMIインタフェースでは,次に示す通信形態を提供します。
XATMIインタフェースの通信の概要を次の図に示します。
図3-25 XATMIインタフェースの通信の概要
注※ リクエスト/レスポンス型サービスの通信の,応答を返さない形態は,サービス要求をトランザクションにできません。
サービスを要求するときは,サーバUAPのサービス関数を識別する名称(サービス名)を引数に設定して,通信する関数を呼び出します。
XATMIインタフェースの通信では,プロセス間の通信で使用するデータの型を設定します。XATMIインタフェースの通信で使用する,型付きのデータを格納するバッファを型付きバッファ(タイプトバッファ)または型付きレコード(タイプトレコード)といいます。
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