COBOL2002 使用の手引 操作編

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

2.4.8 数字項目のけた拡張機能(HP-UX(IPF64),Linux(x64)で有効)

ここでは,数字項目のけた拡張機能を有効にしたユーザプログラムのテストデバッグについて説明します。数字項目のけた拡張機能の詳細については,マニュアル「COBOL2002 使用の手引 手引編」を参照してください。

数字項目のけた拡張機能を使用したプログラムをテストデバッグ対象にした場合,次のデータ名,定数をTDコマンドに使用できます。

上記のデータ名,定数が使用できるTDコマンドを次の表に示します。

表2-9 数字項目のけた拡張機能が有効となるTDコマンド

項番 TDコマンド 使用可否 指定できるオペランド
1 SET BREAK ×
2 RESET BREAK
3 SET WATCH CONDITION
4 RESET WATCH
5 GO PARAMETER
6 STEP IN PARAMETER
7 STEP OVER PARAMETER
8 STEP TO
9 STOP
10 SET TRACE ※1 INTERFACE
11 RESET TRACE
12 SET FLOW ×
13 RESET FLOW
14 DISPLAY FLOW
15 DISPLAY BREAK
16 DISPLAY POINT
17 DISPLAY DATA DATA
18 DISPLAY OBJECT・DISPLAY FACTORY ×
19 ASSIGN DATA VALUE
20 IF CONDITION
21 SIMULATE MAIN
22 SIMULATE SUB ※2 記号名
23 SIMULATE FILE ※2 記号名
24 SELECT ACTION
25 GO END・GO INVALID・GO EOP・GO ERROR
26 レベル番号 ※2 記号名
27 REPEAT ×
28 SIMULATE DC
29 TEST
30 CASE ×
31 ASSIGN CASECODE ×
32 QUIT
33 DISPLAY COMMENT
34 SET QUALIFICATION
35 RESET QUALIFICATION
36 SET PRINT
37 RESET PRINT
38 SET LOG
39 RESET LOG
40 #OPTION
41 #INCLUDE
42 ASSIGN DEVICE
43

(凡例)
○:使用できる
×:使用できない
△:データ名または数字定数は指定できないが,影響を受ける
−:該当しない(データ名または数字定数を指定できない)

注※1
INTERFACEオペランドを指定し,かつ,プログラム引数に数字項目のけた拡張機能が有効になったデータ名が指定されていた場合でも,データ値を表示できます。

注※2
数字項目のけた拡張機能が有効になったデータ名および記号名を関連づけます。

注意事項
  1. 添字,部分参照の指定では,10けたを超える数字定数は指定できません。添字,部分参照の指定については「5. TDコマンド」を参照してください。
  2. 数字項目のけた拡張機能が有効な場合でも,16進数字定数に8文字を超える文字列を指定できません。
  3. 数字項目のけた拡張機能が有効な場合でも,浮動小数点数字定数の仮数部に16けたを超える数字定数を指定できません。