テストデバッガまたはカバレージの対象となるプログラムは，一つの実行可能ファイルと複数の共用ライブラリファイルで構成されます。

注意事項

• 共用ライブラリのロードは，COBOLプログラムの実行時の動作に従います。指定した共用ライブラリが，プログラムの実行時にロードされた場合に，テストデバッガまたはカバレージの対象になります。ロードされなかった場合は，テストデバッガまたはカバレージの対象になりません。
• テストデバッガまたはカバレージでは，共用ライブラリがロードされた場合に次のチェックをして，指定された共用ライブラリとロードされた共用ライブラリが同じであるかを判断しています。次のチェックで，指定された共用ライブラリとは異なると判断された場合は，テストデバッガまたはカバレージ対象になりません。
  チェック内容
  　・ロードされた共用ライブラリのファイルが共用ライブラリを検索するパスにある。
  共用ライブラリについては，「2.4.5　共用ライブラリ」または「6.4.2　共用ライブラリ」を参照してください。
  
• STOP RUN文を記述しない場合は，「COBOLプログラムの実行を終了しました」のメッセージが表示されません。
• テストデバッガまたはカバレージを実行するシステム以外で作成された実行可能ファイルを対象にすると，KCCC4216T-SまたはKCCC4412T-Eのメッセージが出力され，テストデバッガまたはカバレージが終了します。
• テストデバッガまたはカバレージを実行するシステム以外で作成された共用ライブラリを対象にすると，KCCC4216T-SまたはKCCC4412T-E，およびKCCC0331T-Iのメッセージが出力され，テストデバッガまたはカバレージの対象になりません。テストデバッガまたはカバレージは続行します。