habpn_stopコマンド
OS障害通知機能を一時停止します。
構文
habpn_stop [-f]
説明
監視対象としていたダンプデバイスの登録を解除し,OS障害通知機能を一時停止します。複数のLANアダプタでリセットパスを冗長化している場合,ダンプデバイスの登録解除に伴い,すべてのLANアダプタの制御情報を削除します。このため,このコマンドでOS障害通知機能を停止すると,habpn_restartコマンドで再開するまでOS障害を通知しません。
このコマンドを実行するユーザは,root権限を持っていなければなりません。
このコマンドは,監視対象とするダンプデバイスを登録した状態であることを前提としています。
-fフラグを指定しなかった場合,処理を続行するかどうかの応答メッセージを出力します。「y」を入力した場合処理を続行し,「y」以外を指定した場合処理を終了します。
-fフラグを指定した場合,応答メッセージは出力しないで処理を続行します。このとき,強制フラグを指定していたことをメッセージに出力します。
次に示す場合,メッセージを出力してエラー終了します。
-
root権限のないユーザがこのコマンドを実行した。
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OS障害通知モジュールがローディングされていない。
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OS障害通知モジュールのバージョンがこのコマンドに対応していない。
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監視対象とするダンプデバイスが登録されていない状態でこのコマンドを実行した。
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引数に-f以外を指定した。
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このコマンドまたはhabpn_restartコマンドの実行中に,このコマンドを実行した。
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内部エラーが発生した。
注意事項
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このコマンドの実行後,habpn_restartコマンドでOS障害通知機能を再開するまでの間に,HAモニタのコマンドを実行しないでください。例えば,mondumpdevコマンドで登録ダンプデバイス情報を変更する場合,habpn_restartコマンド実行後に,mondumpdevコマンドを実行してください。habpn_restartコマンド実行前にmondumpdevコマンドを実行した場合,OS障害通知モジュールに情報が正しく登録されず,OS障害通知機能が正常に動作しません。
終了コード
- 0
-
正常終了しました。
- 1
-
処理中にエラーが発生しました。