トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker Object Transaction Monitor ユーザーズガイド

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2.9.3 稼働統計出力の出力形式

tscstsedコマンドの-TSCEditオプションのオペランド指定とほかのオプションを組み合わせて指定することで,稼働統計出力ファイルの出力内容を指定できます。また,-TSCCsvオプションを同時に指定すると,CSV形式で出力できます。

表2-10 稼働統計出力ファイルの出力内容の指定

-TSCEditのオペランド 出力内容
nod TSCノード全体でまとめた情報の稼働統計出力ファイルを出力します。
rac TSCルートアクセプタ単位のスケジュール情報の稼働統計出力ファイルを出力します。
-TSCRootAcceptorオプションを同時に指定して,特定のTSCルートアクセプタに関する情報を出力することもできます。
opr サーバアプリケーションのオペレーション単位のリクエスト情報の稼働統計出力ファイルを出力します。
-TSCOperationオプションを同時に指定して,特定のオペレーションに関する情報を出力することもできます。

各稼働統計出力ファイルは,tscstsedコマンドの実行時のカレントディレクトリに同時に作成されます。前回実行したときのファイルがある場合は,メッセージを出力してファイルを上書きしてよいかどうかユーザに問い合わせます。

各出力形式の稼働統計出力ファイル名の一覧を次の表に示します。

表2-11 各出力形式の稼働統計出力ファイル名の一覧

-TSCEditの
オペランド
ファイル名
-TSCCsvオプションの指定なし -TSCCsvオプションの指定あり
nod noddata.txt noddata.csv
rac racdata.txt racdata.csv
opr oprdata.txt oprdata.csv

-TSCEditオプションを省略する場合は,すべての出力形式について稼働統計出力ファイルが出力されます。つまり,三つの稼働統計出力ファイルが出力されます。