トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker Object Transaction Monitor ユーザーズガイド
ユーザは,tscgetrefコマンドを使用して接続先情報ファイルを作成します。接続先情報ファイルは,tscgetrefコマンドのオプションに指定された条件(TSCノード,接続経路,および接続方法など)を満たす,一つ以上のプロセスの情報を含むテキストファイルです。
接続先情報ファイルの形式を次に示します。
ファイル管理情報 レコード1 レコード2 :
先頭の1行はOTMが使用するファイル管理情報で,2行目以降の各行はプロセスを表すレコードです。一つのレコードはシャープ(#)をデリミタ(区切り文字)とする,次に示す形式です。
項目 | 意味 |
---|---|
TSCドメイン名称 | TSCノードが属するTSCドメインのTSCドメイン名称です。 |
TSC識別子 | TSCノードのTSC識別子です。 |
接続経路 | TSCノードへの接続経路です。TSCデーモンに直結する場合は"0",TSCレギュレータを経由してTSCデーモンに接続する場合は"1"が設定されます。 |
接続方法 | TSCノードへの接続方法です。TPBrokerのスマートエージェントを使用する接続は"0",IOR文字列を使用する接続は"1"が設定されます。 |
IPアドレス | TSCノードのIPアドレスです。マルチホームドホスト環境では,TSCデーモンまたはTSCレギュレータの開始時に-TSCMyHostオプションに指定したIPアドレスまたはホスト名称に対するIPアドレスです。 |
ポート番号 | TSCデーモンまたはTSCレギュレータのポート番号です。接続経路が"1"かつ接続方法が"0"の場合,"0"が設定されます。 |
IOR文字列 | TSCデーモンまたはTSCレギュレータのIOR文字列です。接続方法が"0"の場合,何も設定されません。 |
作成した接続先情報ファイルの保存,削除,移動,および複製はユーザが任意に実行できます。また,次に示す規則に従ってテキストエディタなどで編集できます。
接続先情報ファイルはテキスト形式のファイルなので,FTPコマンドなどで転送する場合はテキストモードで実行してください。
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