トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker Object Transaction Monitor ユーザーズガイド

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2.2.1 マルチノードリトライ接続の概要

クライアントアプリケーションの開始時に,-TSCRetryReferenceオプションに接続先情報ファイルを指定することによって,複数のTSCノードを対象とした再接続(マルチノードリトライ接続)を実行できます。TSCノードの二重化や複数のTSCノードによる大規模クラスタを構成している場合に,系切り替えが発生したり,一つのTSCノードに障害が発生したりしても,クライアントアプリケーションの接続対象を容易に切り替えられます。

マルチノードリトライ接続の動作を次の図に示します。

図2-3 マルチノードリトライ接続の動作

[図データ]