通信サーバfor Billerでは，データ解析機能のユーザーコールバックのサンプルファイルを提供しています。サンプルファイルを使用する場合，ユーザーコールバックの作成は不要です。ただし，サンプルファイルでデータ解析機能を使用する場合は，次の点に注意してください。

• 地方税・地公体料金，および一般料金のサンプルファイルは，OCR情報だけに対応しています。サンプルファイルをバーコード情報で使用するとエラーになります。
  このため，バーコード情報を解析する場合は，ユーザーで規定したバーコード情報を基に，解析処理を作成してください。
  
• 国庫金のサンプルファイルでは，解析処理を記述していないため，解析処理で使用するとエラーになります。
  このため，ユーザーで規定したOCR情報やバーコード情報を基に，解析処理を作成してください。
  

ユーザーコールバックで取得する情報の詳細については，「6.5　ユーザーコールバックインターフェース」を参照してください。

地方税・地公体料金，および一般料金のサンプルファイル使用時のデータ解析方法を次に示します。

表6-1　サンプルファイル使用時のデータ解析方法（地方税・地公体料金の場合）

取得する情報	データ解析方法
納付番号	OCR情報の42バイト目から20バイトを取得します。
確認番号	OCR情報の62バイト目から6バイトを取得します。
納付区分	OCR情報の32バイト目から3バイトを取得します。
地公体任意情報	OCR情報の68バイト目から16バイトを取得します。

表6-2　サンプルファイル使用時のデータ解析方法（一般料金の場合）

取得する情報	データ解析方法
お客様番号	OCR情報の42バイト目から20バイトを取得します。
確認番号	OCR情報の62バイト目から6バイトを取得します。