Hitachi Multi Payment Network communications server for Biller

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4.3.3 HiRDBの定義項目

HiRDBの定義をファイルごとに説明します。なお,各項目については,マニュアル「スケーラブルデータベースサーバ HiRDB システム定義」を参照してください。また,各定義ファイルの記述例については「4.7 定義ファイルの記述例(通信サーバfor Biller単独でのHA構成の場合)」,「4.8 定義ファイルの記述例(通信サーバBaseと通信サーバfor Biller双方でのHA構成の場合)」または「4.9 定義ファイルの記述例(クラスタ構成の場合)」を参照してください。

<この項の構成>
(1) システム共通定義(pdsys)
(2) ユニット制御情報定義(pdutsys)

(1) システム共通定義pdsys

システム共通定義には,サンプルファイルがありません。ファイルを作成し,次に示す項目を必ず定義してください。表中にない項目については,環境に合わせて定義できます。

表4-22 システム共通定義(HiRDBの定義)

項目名 説明 定義値 定義値の変更 定義が必要な構成の種類
pd_ha 系切り替えを使用するかどうかを指定します。 use × HA※1
pd_lck_wait_timeout 排他待ち時間を監視する最大時間を秒単位で指定します。 任意※2 CL
pd_mode_conf HiRDBの開始方法を指定します。 MANUAL2 × HA※1

(凡例)
○:「説明」欄,および「定義値」欄の条件で,任意の値を指定する
×:必ず「定義値」欄の値を指定する
HA:HA構成の場合,指定する項目
CL:クラスタ構成の場合,指定する項目

注※1
HiRDBと通信サーバfor Billerを同一マシン上にセットアップする場合のHA構成です。現用系,および予備系のシステムで同じ定義内容にする必要があります。

注※2
「AUTO_START」に「AUTO」を設定している場合,次の計算式で求められる値より大きい値を指定してください。また,「MANUAL」を設定している場合,120(秒)より大きい値を指定してください。

排他待ち限界経過時間(単位:秒)=通信サーバ起動時間(120)+(自動起動する収納機関の数×2)

(2) ユニット制御情報定義pdutsys

ユニット制御情報定義には,サンプルファイルがありません。ファイルを作成し,次に示す項目を必ず指定してください。表中にない項目については,環境に合わせて定義できます。

表4-23 ユニット制御情報定義

項目名 説明 定義値 定義値の変更 定義が必要な構成の種類
pd_ha_acttype 系切り替えを使用する場合に,サーバモードでの系切り替えを指定します。 server × HA

(凡例)
×:必ず「定義値」欄の値を指定する
HA:HA構成の場合,指定する項目

注※
HiRDBと通信サーバfor Billerを同一マシン上にセットアップする場合のHA構成です。現用系,および予備系のシステムで同じ定義内容にする必要があります。