Hitachi Multi Payment Network communications server for Biller
通信サーバfor Billerでは,状態を保持するために,状態管理ファイル用ロウ論理ボリュームおよび業務系SPP状態ファイル用ロウ論理ボリュームの二つが必要です。この二つのロウ論理ボリューム名は,それぞれ異なる名称で作成してください。
HA構成の場合は,これらのロウ論理ボリュームを共有ディスク上に作成してください。これによって,ほかの通信サーバfor Billerで障害が発生した場合でも予備系に状態を引き継ぎ,運用を継続できます。
ここでは,通信サーバfor Billerに必要なロウ論理ボリュームの作成方法について説明します。
次の手順に従って,状態管理ファイル用ロウ論理ボリューム,および業務系SPP状態ファイル用ロウ論理ボリュームを作成してください。
# mklv -y ロウ論理ボリューム名 ボリュームグループ名 物理区画数 |
# lvcreate -L ロウ論理ボリュームサイズ -n ロウ論理ボリューム名 ボリュームグループ名 |
作成した二つのロウ論理ボリュームを使用するには,通信サーバシステム定義に指定する必要があります。ロウ論理ボリュームを変更した場合は,通信サーバシステム定義の「RAW_BL_STAT」および「RAW_WORKPRC_STAT」の定義値を変更し,ファイル初期化コマンドを実行する必要があります。
通信サーバシステム定義については,「4.4 通信サーバシステム定義」を参照してください。
ファイル初期化コマンドについては,「10.3 コマンドの詳細 hmpnblinit(ファイル初期化)」を参照してください。
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