Hitachi Multi Payment Network communications server for Biller

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2.3.1 HA構成の形態

通信サーバfor Billerを含むシステムのHA構成には,次の2種類があります。

それぞれの構成で,通信サーバfor Biller,または通信サーバBaseに障害が発生したときの系切り替え処理の流れについて説明します。

なお,通信サーバBaseでの障害の発生を検知するためには,監視コマンドを作成する必要があります。通信サーバBaseに障害が発生すると,監視コマンドはその障害を検知して停止します。HAモニタは,監視コマンドの停止を検知して,系切り替えを行います。

<この項の構成>
(1) 通信サーバfor Biller単独でのHA構成
(2) 通信サーバBaseと通信サーバfor Biller双方でのHA構成

(1) 通信サーバfor Biller単独でのHA構成

通信サーバfor Billerのオンライン機能で障害が発生したときだけ切り替えを行う構成です。この構成には,障害が発生したときに通信サーバfor Billerだけを切り替える構成と,通信サーバBaseおよび通信サーバfor Billerを切り替える構成があります。

(2) 通信サーバBaseと通信サーバfor Biller双方でのHA構成

通信サーバBaseのファイル転送機能または通信サーバfor Billerのオンライン機能で障害が発生したときに切り替えを行う構成です。通信サーバBaseと通信サーバfor Billerを一つのグループとして定義し,リソースサーバを使った連動系切り替えを行います。通信サーバBaseのファイル転送機能で障害が発生したときにも切り替えを行う場合は,この構成にしてください。

この場合,障害発生時の系切り替え処理は,次のような流れとなります。

図2-4 系切り替え処理の流れ(通信サーバBaseと通信サーバfor Biller双方でのHA構成)

[図データ]

リソースサーバ,連動系切り替え,およびHAモニタの詳細については,マニュアル「高信頼化システム監視機能 HAモニタ」を参照してください。