通信サーバfor Billerが開局する場合，閉局する場合などに送受信する電文です。制御電文は，MPN電文のヘッダー部だけで構成されています。MPN電文とは，MPNの仕様に基づいて作成された電文です。制御電文の構成を次に示します。

図1-8　制御電文の構成

制御電文の構成要素について，次に示します。

表1-3　制御電文の構成要素

制御電文の構成要素	内容
ヘッダー部	通信サーバfor BillerがMPNセンタとの接続を開始/終了させるのに必要な情報が設定されています。

収納カウンタ情報電文は，通信サーバfor BillerがMPNセンタから収納カウンタ情報を取得するために送受信する電文です。収納カウンタ情報は，収納サービスのオンライン取引の精査に利用します。

収納カウンタ情報電文は，通信サーバfor Billerの閉局時に，通信サーバfor BillerとMPNセンタとの間で送受信します。また，コマンドを実行して送受信することもできます。収納カウンタ情報電文は，ヘッダー部，ビットマップ部，およびデータ部から構成されるMPN電文です。

収納カウンタ情報電文の構成を次に示します。

図1-9　収納カウンタ情報電文の構成

収納カウンタ情報電文の構成要素について，次に示します。

表1-4　収納カウンタ情報電文の構成要素

収納カウンタ情報電文の 構成要素	内容
ヘッダー部	収納カウンタ情報を取得するために必要な情報が設定されています。
ビットマップ部	データ部のデータ項目の有無が設定されています。
データ部	収納カウンタ情報照会要求に対応するデータ項目が設定されています。 データ部の中のデータは，収納カウンタ情報電文の種類によって異なります。

通信サーバfor Billerが，MPNセンタおよび収納業務プログラムとの間で送受信する電文です。通信サーバfor BillerとMPNセンタとの間で送受信する電文と，通信サーバfor Billerと収納業務プログラムとの間で送受信する電文は，電文の構成が異なります。通信サーバfor BillerとMPNセンタとの間で送受信する電文は，ヘッダー部，ビットマップ部，およびデータ部から構成されるMPN電文です。通信サーバfor Billerと収納業務プログラムとの間で送受信する電文には，MPN電文に加えて，制御ヘッダー部が追加されます。業務電文の構成を次に示します。

図1-10　業務電文の構成

業務電文の構成要素について次に示します。

表1-5　業務電文の構成要素

業務電文の構成要素		内容
制御ヘッダー部		通信サーバfor Billerと収納業務プログラムとの間で電文を送受信するときにMPN電文に追加されます。MPNセンタの要求に対して通信サーバfor Biller，および収納業務プログラムが必要とする情報が設定されています。通信サーバfor BillerとMPNセンタとの間で送受信する電文には含まれません。
MPN電文	ヘッダー部	通信サーバfor BillerがMPNセンタ，および収納業務プログラムとの間で送受信する電文の種類を識別できる情報が設定されています。このヘッダー部の内容によって，通信サーバfor Billerの処理は変わります。
	ビットマップ部	データ部のデータ項目の有無が設定されています。
	データ部	MPNセンタからの照会，消込，取消などの要求に対応するデータ項目が設定されています。 データ部の中のデータは，業務電文の種類，および収納機関によって異なります。

通信サーバfor Billerが，収納業務プログラムとの間で送受信する電文です。

収納業務受付インターフェースで送受信される電文の構成を次に示します。収納業務IDと，電文種別コードやお客様番号といった電文の中心となる情報から構成されます。情報の内容は，それぞれの収納業務受付インターフェースで異なります。

図1-11　収納業務受付インターフェースで送受信される電文の構成

収納業務受付インターフェースの詳細については，「7.3　収納業務受付インターフェース」を参照してください。