Groupmax World Wide Web Desktop Version 6 システム管理者ガイド
メール,記事の本文に関する設定について説明します。この項で説明する項目を表2-9に示します。
表2-9 メール,記事の本文に関する設定
項番 内容 ファイル名 シンボル名 (1) 本文のウィンドウ幅での折り返し表示の指定 config gml_contentwrap (2) gml_contentwrapでFORCEを指定したときの折り返し文字数の指定 config gml_contentmargin (3) クリッカブルURLの指定 config gml_useurl (4) クリッカブルURLのキーワード名の指定 config gml_keyword1〜3 (5) クリッカブルURLの表示先の指定 config gml_nextscreen
- <この項の構成>
- (1) 本文のウィンドウ幅での折り返し表示の指定
- (2) gml_contentwrapでFORCEを指定したときの折り返し文字数の指定
- (3) クリッカブルURLの指定
- (4) クリッカブルURLのキーワード名の指定
- (5) クリッカブルURLの表示先の指定
ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config
シンボル名:gml_contentwrap
対応するサービス:メール,掲示板
受信/送信メール及び記事の本文を表示するときに,ブラウザのウィンドウ幅で文字を折り返して表示するかどうかを指定します。次の値のどれかを指定してください。値は大文字で指定してください。
なお,次の場合は「NO」が仮定されます。
- 定義項目を省略した場合
- 設定値を省略した場合
- 「NO」,「AUTO」,「FORCE」以外を指定した場合
- NO:
- 強制的な折り返しをしません。
- 「NO」を指定した場合,本文中に改行コードを入れたときだけ改行されます。改行コードを入れないかぎり本文が折り返しされないので,入力した状態をそのままブラウザ上に表示できます。
- 本文がブラウザの表示幅より大きい場合は,画面をはみ出すことがありますので,受信者のブラウザの表示幅を考慮して,各ユーザで改行を挿入してください。なお,受信したメールの本文が,ブラウザの表示幅より大きい場合は,スクロール操作をして表示できます。
- 図2-9 本文の折り返し表示を「NO」に指定した場合
- AUTO:
- ブラウザの幅に合わせて折り返します。
- 「AUTO」を指定した場合,次の二つの方法によって本文を折り返せます。
- 改行して本文を折り返します。
- ブラウザの表示幅に合わせて自動的に本文を折り返します。
- なお,自動的に本文を折り返す場合,ブラウザの表示幅だけでなく,入力した文字列の単語も意識して折り返しされる場合があります。したがって,入力した文字列によっては,ブラウザの表示幅に合わせて本文が折り返しされません。ブラウザ上に本文が表示されていない場合は,スクロール操作をして本文を表示してください。
- なお,本文の行頭にある半角スペースは消去されて,左に詰めて表示されます。字下げやインデントを空白で調整したい場合は,全角スペースで行ってください。
- 図2-10 本文の折り返し表示を「AUTO」に指定した場合
- FORCE:
- 文字数を指定して折り返します。文字数の指定はgml_contentmarginで指定します。
- 「FORCE」を指定した場合,次の二つの方法によって本文を折り返せます。
- 改行して本文を折り返します。
- 指定した文字数で本文を折り返します。
- 改行しなくても指定した文字数で折り返しできるので,スクロール操作を削減できます。
- なお,指定した文字数で本文を折り返す場合,指定した文字数だけでなく,入力した文字列の単語も意識して折り返しされる場合があります。したがって,入力した文字列によっては,指定した文字数に合わせて本文が折り返しされません。ブラウザ上に本文が表示されていない場合は,スクロール操作をして本文を表示してください。
- 図2-11 本文の折り返し表示を「FORCE」に指定した場合
- (例)
- gml_contentwrap=NO
(2) gml_contentwrapでFORCEを指定したときの折り返し文字数の指定
ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config
シンボル名:gml_contentmargin
対応するサービス:メール,掲示板
gml_contentwrapで「FORCE」を指定したとき,折り返す文字数を指定します。
文字数は,半角換算で40〜128文字数の範囲で指定してください。有効範囲外の文字数を指定した場合,又は定義項目を省略した場合は80文字で折り返します。
設定値を省略した場合,又は誤った指定をした場合は,Groupmax WWWのサービスを起動後,ユーザがGroupmax WWWを利用しようとしたときに次のエラーメッセージが表示され,Groupmax WWWを利用できません。
「KFCG1302-S:指定したconfigパラメタ("xxxxx")はフォーマットが誤っています。configパラメタを見直してください。」(xxxxx:パラメタ名)
- (例)
- gml_contentmargin=80
ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config
シンボル名:gml_useurl
対応するサービス:メール,掲示板
クリッカブルURLを有効にするかどうかを指定します。次のどちらかの値を指定してください。値は大文字で指定してください。
なお,次の場合は「YES」が仮定されます。
- 定義項目を省略した場合
- 設定値を省略した場合
- 「YES」,「NO」以外を指定した場合
- YES:
- クリッカブルURLを有効にします。
- NO:
- クリッカブルURLを無効にします。
クリッカブルURLについては「付録D 用語解説」を参照してください。
- (例)
- gml_useurl=YES
ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config
シンボル名:gml_keyword1
gml_keyword2
gml_keyword3
対応するサービス:メール,掲示板
クリッカブルURLのキーワードを指定します。ここで指定した文字列名とその後に続く文字列がクリッカブルURLとして表示されます。キーワードは,「gml_keyword1」,「gml_keyword2」,及び「gml_keyword3」の三つにそれぞれ指定できます。キーワードとして指定できる文字列は最大31文字です。
定義項目を省略した場合,又はキーワードを一つも指定しなかった場合は,「http://」だけを指定した場合と同じ動作になります。
「http://」以外を指定した場合は,指定した値がキーワードになります。
クリッカブルURLについては,「付録D 用語解説」を参照してください。
- (例)
- gml_keyword1=http://
- gml_keyword2=https://
- gml_keyword3=ftp://
- 注意事項
- クリッカブルURLのキーワードを変更するときは,ブラウザがURLとして認識できる文字列を指定してください。URLとして認識できない文字列を指定した場合,ユーザがURLをクリックすると,以下のメッセージが表示されて,キーワードを変更できません。
- 「KFCG1304-S:スキーマ("xxxxx")は誤っています。スキーマ名を見直してください。」(xxxxx:スキーマ名)
ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config
シンボル名:gml_nextscreen
対応するサービス:メール,掲示板
クリッカブルURLが設定されている場合,URLで指定されたページの内容をどこに表示するのかを指定します。次のどちらかの値を指定してください。
なお,次の場合は「gmaxml_nextscreen」が仮定されます。
- 定義項目を省略した場合
- 設定値を省略した場合
- 「gmaxml_nextscreen」,「_self」以外を指定した場合
- gmaxml_nextscreen:
- 「gmaxml_nextscreen」に,URLで指定されたページの内容を表示します。
- _self:
- 現在表示している画面内に,URLで指定したページの内容を表示します。
クリッカブルURLについては,「付録D 用語解説」を参照してください。
- (例)
- gml_nextscreen=gmaxml_nextscreen
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