Groupmax World Wide Web Desktop Version 6 システム管理者ガイド
受信メール一覧,送信メール一覧,記事一覧,及び掲示板一覧に関する設定について説明します。この項で説明する項目を表2-8に示します。
表2-8 メール一覧,掲示板一覧に関する設定
項番 内容 ファイル名 シンボル名 (1) 送信者/掲示者の日本語名の表示幅の指定 config gml_rmljpname (2) 役職名の表示幅の指定 config gml_rmljpposition (3) ユーザ名の表示の指定 config gml_use_username_type (4) 日本語名の表示の指定 config gml_jname_area (5) 受信メール一覧の未読/既読のデフォルトの変更の指定 config gml_mail_readdef (6) メール一覧のメールの取得件数の指定 config gml_mail_list_limit (7) 記事一覧の未読/既読のデフォルトの変更の指定 config gml_bbs_readdef (8) 掲示板一覧の記事数の桁そろえの指定 config gml_column_order (9) 掲示板一覧の記事件数表示の指定 config gml_artcount_view (10) [掲示板]カテゴリを表示しない指定 config gmax_no_display_tree.bboard (11) [デスクトップ]カテゴリの[掲示板]アイテムを表示しない指定 config gmax_no_display_tree.board (12) 初期表示する掲示板の指定 config gml_defaultboard
- <この項の構成>
- (1) 送信者/掲示者の日本語名の表示幅の指定
- (2) 役職名の表示幅の指定
- (3) ユーザ名の表示の指定
- (4) 日本語名の表示の指定
- (5) 受信メール一覧の未読/既読のデフォルトの変更の指定
- (6) メール一覧のメールの取得件数の指定
- (7) 記事一覧の未読/既読のデフォルトの変更の指定
- (8) 掲示板一覧の記事数の桁そろえの指定
- (9) 掲示板一覧の記事件数表示の指定
- (10) [掲示板]カテゴリを表示しない指定
- (11) [デスクトップ]カテゴリの[掲示板]アイテムを表示しない指定
- (12) 初期表示する掲示板の指定
ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config
シンボル名:gml_rmljpname
対応するサービス:メール,掲示板
受信メール一覧の送信者名,及び記事一覧での掲示者名を日本語表示した場合の送信者名表示幅を指定します。表示幅は,半角換算で1〜128文字の範囲で指定してください。
なお,gml_rmljpnameの指定とGroupmax WWWの表示項目の設定が異なる場合は,小さい値を設定した方が優先されます。Groupmax WWWの表示項目の設定が優先された場合,表示幅を超えた2バイトコードの文字は表示されません。
有効範囲外の文字数を指定した場合,又は定義項目を省略した場合は「10」が仮定されます。設定値を省略した場合,又は誤った指定をした場合は,Groupmax WWWのサービスを起動後,ユーザがGroupmax WWWを利用しようとしたときに次のエラーメッセージが表示され,Groupmax WWWを利用できません。
「KFCG1302-S:指定したconfigパラメタ("xxxxx")はフォーマットが誤っています。configパラメタを見直してください。」(xxxxx:パラメタ名)
- (例)
- gml_rmljpname=10
ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config
シンボル名:gml_rmljpposition
対応するサービス:メール,掲示板
受信メール一覧の送信者名を日本語表示した場合の送信者の職名の表示幅を指定します。表示幅は,半角換算で1〜32文字の範囲で指定してください。
なお,gml_rmljppositionの指定とGroupmax WWWの表示項目の設定が異なる場合は,小さい値を設定した方が優先されます。Groupmax WWWの表示項目の設定が優先された場合,表示幅を超えた2バイトコードの文字は表示されません。
有効範囲外の文字数を指定した場合,又は定義項目を省略した場合は「8」が仮定されます。設定値を省略した場合,又は誤った指定をした場合は,Groupmax WWWのサービスを起動後,ユーザがGroupmax WWWを利用しようとしたときに次のエラーメッセージが表示され,Groupmax WWWを利用できません。
「KFCG1302-S:指定したconfigパラメタ("xxxxx")はフォーマットが誤っています。configパラメタを見直してください。」(xxxxx:パラメタ名)
- (例)
- gml_rmljpposition=8
ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config
シンボル名:gml_use_username_type
対応するサービス:メール,掲示板
受信メール一覧,送信メール一覧,及び記事一覧で表示されるユーザ名をニックネームで表示するかどうかを指定します。次の値のどちらかを指定してください。値は大文字で指定してください。
なお,次の場合は「DEFAULT」が仮定されます。
- 定義項目を省略した場合
- 設定値を省略した場合
- 「DEFAULT」,「NICKNAME」以外を指定した場合
- DEFAULT:
- Groupmax WWWの環境設定で指定したユーザ名表示の設定に従います。
- NICKNAME:
- ユーザ名表示をニックネームで表示します。
- (例)
- gml_use_username_type=DEFAULT
ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config
シンボル名:gml_jname_area
対応するサービス:メール,掲示板
受信メール一覧,及び記事一覧に日本語名を表示するかどうかを指定します。次の値のどちらかを指定してください。値は大文字で指定してください。
なお,次の場合は「OFF」が仮定されます。
- 定義項目を省略した場合
- 設定値を省略した場合
- 「ON」,「OFF」以外を指定した場合
また,Groupmax WWWの表示項目の設定と異なる指定をした場合は,gml_jname_areaよりもGroupmax WWWの表示項目の設定が優先されるため,Groupmax WWWの表示項目の設定どおりに表示されます。
- ON:
- 日本語名を表示します。
- OFF:
- 日本語名を表示しません。
- (例)
- gml_jname_area=OFF
ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config
シンボル名:gml_mail_readdef
対応するサービス:メール
ログイン後,初めて受信メール一覧を表示した場合,未読メールだけを表示する,又は未読メールと既読メールをすべて表示するかどうかを指定します。次の値のどれかを指定してください。値は大文字で指定してください。
なお,次の場合は「UNREAD」が仮定されます。
- 定義項目を省略した場合
- 設定値を省略した場合
- 「READ」,「UNREAD」,「KEEP」以外を指定した場合
- READ :
- 未読メールと既読メールすべてを表示します。
- UNREAD:
- 未読メールだけを表示します。
- KEEP :
- 前回ログアウト直前に表示した受信メール一覧の未読/既読の状態で表示します。初めてGroupmax WWWサーバへログインしたときは,未読メールだけを表示します。
- KEEPを設定しても,ほかのフィルタの設定は,ログイン時に以下のデフォルトの表示に戻ります。
- [至急]チェックボックス:チェックなし
- [個人+組織]ラジオボタン:チェックあり
- [個人]ラジオボタン:チェックなし
- [組織]ラジオボタン:チェックなし
- (例)
- gml_mail_readdef=UNREAD
ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config
シンボル名:gml_mail_list_limit
対応するサービス:メール
受信メール一覧,送信メール一覧,受信メール検索結果一覧,及び送信メール検索結果一覧で取得する件数を指定します。
取得する件数は0〜1,000の範囲で指定してください。
なお,次の場合は全件取得されます。
- 取得する件数を0と指定した場合
- 定義項目を省略した場合
- 有効範囲外の数値を指定した場合
なお,次の場合はエラーになります。
- 設定値を省略した場合
- 設定した件数を取得する前にメモリが不足した場合
- 数値以外を指定した場合
gml_mail_list_limitで指定した件数より,受信メールボックス及び送信メールボックスの件数が多い場合は次のように動作します。
- 受信メール一覧
gml_mail_list_limitで指定した件数が表示されます。
gml_mail_list_limitを「100」と指定し,受信メールボックスに300通のメールがある場合は,そのうちの100件が表示されます。
- 送信メール一覧
gml_mail_list_limitで指定した件数が表示されます。
gml_mail_list_limitを「100」と指定し,送信メールボックスに300通のメールがある場合は,そのうちの100件が表示されます。
- 受信メール検索結果一覧
受信メール一覧で取得した件数に対する検索結果が表示されます。
gml_mail_list_limitを「100」と指定し,受信メールボックスに300通のメールがある場合は,受信メール一覧で取得した100件に対する検索結果が表示されます。
- 送信メール検索結果一覧
送信メールボックスにあるすべてのメールに対する検索結果のうち, gml_mail_list_limitで設定した件数まで表示されます。
gml_mail_list_limitを「100」と指定し,送信メールボックスに300通のメールがある場合は,300通の検索結果のうち100件まで表示されます。
ただし,「主題」が検索条件に含まれる場合は,「主題」以外の検索によって, gml_mail_list_limitで設定した件数以下に絞った後に「主題」の検索結果が表示されます。
なお,検索条件が「主題」だけの場合は,送信メール一覧で取得した件数に対する検索結果が表示されます。
- (例)
- gml_mail_list_limit=0
ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config
シンボル名:gml_bbs_readdef
対応するサービス:掲示板
ログイン後,初めて記事一覧を表示した場合,未読記事だけを表示する,又は未読記事と既読記事をすべて表示するかどうかを指定します。次の値のどちらかを指定してください。値は大文字で指定してください。
なお,次の場合は「READ」が仮定されます。
- 定義項目を省略した場合
- 設定値を省略した場合
- 「READ」,「UNREAD」以外を指定した場合
- READ :
- 未読記事と既読記事をすべて表示します。
- UNREAD:
- 未読記事だけを表示します。
- (例)
- gml_bbs_readdef=READ
ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config
シンボル名:gml_column_order
対応するサービス:掲示板
掲示板一覧に表示する総記事数,及び未読記事数の表示桁をそろえるかどうかを指定します。次のどちらかの値を指定してください。値は大文字で指定してください。
なお,次の場合は「OFF」が仮定されます。
- 定義項目を省略した場合
- 設定値を省略した場合
- 「ON」,「OFF」以外を指定した場合
- ON:
- 桁をそろえます。
- OFF:
- 桁をそろえません。
- (例)
- gml_column_order=ON
ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config
シンボル名:gml_artcount_view
対応するサービス:掲示板
掲示板一覧に表示する記事件数の表示項目を指定します。次の値のどれかを指定してください。値は大文字で指定してください。
なお,次の場合は「ALL」が仮定されます。
- 定義項目を省略した場合
- 設定値を省略した場合
- 「NOTHING」,「UNREAD」,「TOTAL」,「ALL」以外を指定した場合
- NOTHING:
- 記事件数を表示しません。
- UNREAD :
- 未読数を表示します。
- TOTAL :
- 総記事数を表示します。
- ALL :
- 未読数と総記事数をすべて表示します。
- (例)
- gml_artcount_view=ALL
ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config
シンボル名:gmax_no_display_tree.bboard
対応するサービス:掲示板
このオプションを指定すると,ユーザのマイデスクトップ環境に影響を及ぼしますので,次の点に注意して定義項目を指定してください。
- 既に[掲示板]カテゴリを表示して運用している場合
- ユーザが登録したマイデスクトップの[掲示板]カテゴリの[掲示板]アイテムが,マイデスクトップからなくなります。この場合は,ユーザへ次の操作を指示してください。
- マイデスクトップの並べ替え画面で,いったん[掲示板]アイテムを削除します。
- 再度,[デスクトップ]カテゴリから[掲示板]アイテムをマイデスクトップへ登録します。
- 運用前の新規環境設定時の場合
- このオプションを指定して運用を開始してください。
掲示板の機能は,[デスクトップ]カテゴリと[掲示板]カテゴリの両方で使用できます。[デスクトップ]カテゴリにある掲示板だけを使用したい場合,このオプションを指定して[掲示板]カテゴリを表示しないようにできます。
次の場合は「FALSE」が仮定されます。
- 定義項目を省略した場合
- 設定値を省略した場合
- 「TRUE」,「FALSE」以外を指定した場合
- TRUE:
- [掲示板]カテゴリを表示しません。
- FALSE:
- [掲示板]カテゴリを表示します。
- (例)
- gmax_no_display_tree.bboard=TRUE
- 図2-7 [掲示板]カテゴリを表示しない指定にした例
(11) [デスクトップ]カテゴリの[掲示板]アイテムを表示しない指定
ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config
シンボル名:gmax_no_display_tree.board
対応するサービス:掲示板
このオプションを指定すると,ユーザのマイデスクトップ環境に影響を及ぼしますので,次の点に注意して定義項目を指定してください。
- 既に[デスクトップ]カテゴリの[掲示板]アイテムを表示して運用している場合
- ユーザが登録したマイデスクトップの[デスクトップ]カテゴリの[掲示板]アイテムが,下位の[掲示板]アイテムも含めマイデスクトップからなくなります。この場合は,ユーザへ次の操作を指示してください。
- マイデスクトップの並べ替え画面で,いったん[掲示板]アイテムをすべて削除します。
- 再度,[掲示板]カテゴリから[掲示板]アイテムをマイデスクトップへ登録します。
- 運用前の新規環境設定時の場合
- このオプションを指定して運用を開始してください。
掲示板の機能は,[デスクトップ]カテゴリと[掲示板カテゴリ]の両方で使用できます。[掲示板]カテゴリだけを使用したい場合,このオプションを指定して,[デスクトップ]カテゴリの[掲示板]アイテムを表示しないようにできます。
次の場合は「FALSE」が仮定されます。
- 定義項目を省略した場合
- 設定値を省略した場合
- 「TRUE」,「FALSE」以外を指定した場合
- TRUE:
- [デスクトップ]カテゴリの[掲示板アイテム]を表示しません。
- FALSE:
- [デスクトップ]カテゴリの[掲示板]アイテムを表示します。
- (例)
- gmax_no_display_tree.board=TRUE
- 図2-8 [デスクトップ]カテゴリの[掲示板]アイテムを表示しない指定にした例
ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config
シンボル名:gml_defaultboard
対応するサービス:掲示板
[掲示板]カテゴリを選択したとき,リストビュー領域に初期表示する記事一覧の掲示板IDを指定します。掲示板を閲覧するすべてのユーザにアクセス権がある掲示板を指定してください。掲示板IDは,メールサーバで確認してください。掲示板IDの確認方法については,マニュアル「Groupmax Address/Mail Version 6 システム管理者ガイド 基本操作編」の「掲示板の設定」を参照してください。
なお,定義項目を省略した場合,又は設定値を省略した場合は,[掲示板]カテゴリを選択しても,リストビューの表示は変更されません。
存在しない掲示板IDを指定した場合は,[掲示板]カテゴリを選択したとき,次のエラーメッセージが表示され,リストビュー領域には,空の記事一覧が表示されます。
「KFCG4204-W: 指定した掲示板がありません。」
また,ユーザにアクセス権限のない掲示板IDを指定した場合は,[掲示板]カテゴリを選択しても,リストビューの表示は変更されません。ただし,エラーログに次のメッセージが表示されます。
「KFCG4200-W: 指定した掲示板,または,記事を参照できません。」
- (例)
- gml_defaultboard=B0001
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