Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド
形 式
xodarint -n エリア名 [-i 割り当て量]
機 能
オブジェクトサーバのデータベースのエリアを再初期化します。再初期化の対象となるエリアは,ユーザ用及びインデクス用のエリアです。
ユーザ用エリアで,該当するエリアにタイプが定義されている場合,エリアを再初期化した後,マスタディレクトリを参照してタイプ定義を復旧します。このとき,該当するタイプのオブジェクト数は0件になります。再初期化した後に,xodbreogコマンドを使用してデータベース全体を再編成し,そして該当するエリアのデータの再登録や整合性の確保を連携プログラムで実行してください。
インデクス用エリアで,該当するエリアにインデクスが定義されている場合,エリアを再初期化した後,マスタディレクトリを参照して,インデクス定義を復旧します。このとき,該当するインデクスは未作成の状態になります。再初期化した後に,xodbreogコマンドのインデクス再作成を使用するか,又はデータベース全体の再編成を実行して,再初期化したエリアのインデクスを再作成してください。
なお,再初期化時,エリアの用途,セグメントサイズ,及びファイル名は,再初期化前の情報を引き継ぎます。
オプション
-n エリア名
再初期化するエリア名を1〜30バイトまでの<文字列>で指定します。全角・半角のどちらの文字も使用できます。
-i 割り当て量
-nオプションで指定したエリアの割り当て量をセグメント数で指定します。1〜524288の<符号なし整数>を指定してください。
指定を省略した場合は,割り当て量1として再初期化されます。また,ファイルサイズが2ギガバイトを超える場合も,割り当て量1として再初期化されます。
ただし,再初期化するエリア中に正常なファイルが存在する場合には,その正常なファイルに対しては割り当て量の指定は無視され,再初期化前の割り当て量で再初期化されます。
終了ステータス
コマンドの終了ステータスを示します。
0 :正常終了
0以外:異常終了
注意事項
- このコマンドを実行できるのは,オブジェクトサーバのシステム管理者だけです。
- このコマンドは,オブジェクトサーバを停止させてから実行してください。オブジェクトサーバの起動中には実行しないでください。
- 再初期化するエリア中のすべてのファイル実体のサイズが0ではなく,すべてのファイル実体が存在しているときにこのコマンドを実行すると,エラーメッセージが出力されて終了します。この状態のときに再初期化を実行したい場合は,該当するエリア中のファイルの一部又はすべてを削除してから,コマンドを実行してください。
- このコマンドでは,ファイルの最大割り当て量を指定できません。最大割り当て量を指定したい場合は,再初期化を実行した後で,xodflaltコマンドを使用して,最大割り当て量を設定してください。ただし,再初期化するエリア中に正常なファイルが存在する場合,その正常なファイルは,再初期化前の最大割り当て量で再初期化されますので,xodflaltコマンドを使用して最大割り当て量を設定する必要はありません。
- コマンド実行時の障害や,誤ったエリアを再初期化してしまった場合に備えて,コマンドを実行する前にデータベースのバックアップを取得しておくようにしてください。また,コマンドが正常終了した場合,その後の障害に備えて,コマンド実行後のデータベースのバックアップを取得しておいてください。
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