Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド
ここでは,通信障害が発生する要因について説明します。また,どのような要因で障害が発生したかを確認する方法についても説明します。
- <この項の構成>
- (1) 要 因
- (2) 確認方法
(1) 要 因
オブジェクトサーバでは,次のような要因によって,プロセス間通信で障害が発生します。
- イーサネット・ボードやケーブルなどのハードウェアで障害が発生している
- ネットワーク定義の設定が間違っている
- オブジェクトサーバが起動していない
- ポート,ソケット又はメモリなどのシステム資源が不足している
- システム環境又はネットワーク環境に高い負荷がかかっている
このような場合,オブジェクトサーバのエラーメッセージがコンソール又はシステムログに出力されます。
(2) 確認方法
システム管理者は,次に示す方法で要因を確認して,要因を取り除いてください。
- UNIXの提供するコマンドで,ノードの接続状態を調べる
netstatコマンドなどを使用して確認します。
- UNIXの提供するコマンドで,システムの負荷状態を調べる
psコマンド,topコマンド,vmstatコマンド又はsarコマンドなどを使用して確認します。
- ネットワーク環境の定義を見直す
DNS環境や,/etc/hosts及び/etc/servicesなどに定義している内容を確認します。
All Rights Reserved, Copyright (C) 2001, 2002, Hitachi, Ltd.