Groupmax Object Server Version 6  システム管理者ガイド

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4.4.1 バックアップの対象となるファイル

バックアップの対象となるファイルを次に示します。

  1. オブジェクトサーバ管理ファイル
  2. 連携プログラム用データ格納ファイル
  3. それぞれの連携プログラムで管理しているファイル

これらのうち,1と2は,初期設定パラメタファイルの中で定義した,オブジェクトサーバのデータベースファイルです。オブジェクトサーバ管理ファイル及び連携プログラム用データ格納ファイルについては,「7.1.2 データベースファイル」を参照してください。

また,2,3のファイルの詳細については,それぞれの連携プログラムのマニュアルのバックアップについて参照してください。

バックアップを取得するときに取得もれがないようにしてください。特に,データベースを構成変更してエリアを追加又はファイルを追加している場合は,注意が必要です。

なお,$XODDIR/spool及び$XODDIR/tmpの下のファイルは,バックアップを取得しないでください。

オブジェクトサーバのファイルのバックアップは,すべてのデータベースファイルを一括して取得するか,又はそれぞれのGroupmaxのアプリケーションプログラムに関係するファイルを,アプリケーションプログラムごとに取得します。それぞれの場合の注意事項を説明します。

<この項の構成>
(1) データベースファイルを一括して取得する
(2) アプリケーションプログラムごとに取得する

(1) データベースファイルを一括して取得する

情報間の同期がずれないように,すべてのファイルのバックアップを同時に取得する方法です。連携プログラムが多い場合,バックアップ量が多くなりますが,バックアップ及び回復の運用が単純で,確実です。連携するプログラムの環境設定をした場合及びオブジェクトサーバのエリアを追加するなどの構成変更をした場合は,一括してバックアップを取得してください。

xodbrecvコマンドによってデータベースを回復する場合は,一括してデータベースのバックアップを取得してください。

(2) アプリケーションプログラムごとに取得する

アプリケーションプログラムごとにバックアップを取得するときは,次のファイルが対象になります。

ファイルのバックアップを取得するときは,同時にバックアップを取るなど,これらの情報間の同期がずれないように気を付けてください。特に,Groupmax Document Managerと連携している場合に,次の操作を行ったときは,オブジェクトサーバ管理ファイルと連携プログラム用データ格納ファイルの同期がずれないように気を付けてください。

注意
High-end Object Serverのxodbrecvコマンドでデータベースを回復する場合は,アプリケーションプログラムごとに取得したバックアップでは回復できません。

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