Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスWindows®用)


3.2.2 httpsd

Webサーバの起動、再起動、停止およびサービスの登録、削除

書式

httpsd.exe [-d ディレクトリー] [-f ファイル名] {-n "サービス名"
    -k {start|stop|restart|gracefulstop|install|uninstall} | -t | -v}

格納先

Application Serverインストールディレクトリー\httpsd

機能

Webサーバを起動、停止および再起動します。

Webサーバをサービスとして実行する場合のユーザーアカウントは、インストール時点では"LocalSystem"です。Webサーバは、CGIプログラム、API接続モジュールを含め、このユーザーアカウントで実行されます。

実行権限

管理者アカウントまたは標準ユーザーアカウント。

引数

-d ディレクトリー

ServerRootディレクティブが設定ファイルに指定されていない場合の、デフォルト値を設定できます。

-f ファイル名

httpsd.confファイルを指定できます。絶対パスまたはServerRootディレクティブの指定値からの相対パスで指定します。

-n "サービス名"

Webサーバのサービス名を指定します。サービス名は、ダブルクォーテーション(")で囲んで指定してください。サービス名に指定できる文字数の上限値は、128文字です。サービス名は、ASCIIコードで指定してください。また、次に示す文字は指定できません。

'\'、'/'、'"'、制御コード、マルチバイト文字

このオプションを指定する場合は、-kオプションも合わせて指定する必要があります。

-k start

Webサーバを起動します。

-k stop

Webサーバを停止します。

-k restart

Webサーバを再起動します。

-k gracefulstop

Webサーバを停止します。実行中のサーバスレッドは、実行終了後に停止します。実行が終了しない場合は、HWSGracefulStopTimeoutディレクティブに指定した待ち時間が経過すると終了します。

-k install

Webサーバをサービスとして登録します。サービス登録時、スタートアップの種類は「手動」になります。サービス起動するWebサーバのServerRootディレクティブのデフォルト値は、このコマンド実行時のhttpsd.exeのパスまたは-dオプションで指定した値になります。

-k uninstall

Webサーバをサービスから削除します。削除しようとしたサービスが起動中の場合は、サービスを停止してからサービスを削除します。

-t

設定ファイルの文法をチェックします。文法エラーがあると、画面にエラーメッセージを表示します。このオプションを指定した場合は、Webサーバは起動しません。

-v

バージョン情報を表示します。このオプションを指定した場合は、Webサーバは起動しません。

注意事項

コントロールパネルからの停止、コマンドプロンプトからの-k stopオプションによる停止時に、サーバスレッドが実行中の場合には、実行終了を最大30秒間待ったあとに停止します。