Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスWindows®用)


2.20.2 create-connector-connection-pool

コネクションプールの追加

書式

asadmin [asadmin-options] create-connector-connection-pool [--help]
    --raname raname
    --connectiondefinition connectiondefinitionname
    [--steadypoolsize steadypoolsize]
    [--maxpoolsize maxpoolsize]
    [--maxwait maxwait]
    [--poolresize poolresize]
    [--idletimeout idletimeout]
    [--isconnectvalidatereq={false|true}]
    [--leaktimeout=timeout]
    [--leakreclaim={false|true}]
    [--creationretryattempts=attempts]
    [--creationretryinterval=interval]
    [--lazyconnectionenlistment={false|true}]
    [--lazyconnectionassociation={false|true}]
    [--matchconnections={true|false}]
    [--maxconnectionusagecount=count]
    [--validateatmostonceperiod=interval]
    [--transactionsupport transactionsupport]
    [--description description]
    [--ping {false|true}]
    [--pooling {true|false}]
    [--property name=value[:name=value]...]
    poolname

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin

機能

create-connector-connection-poolサブコマンドは、エンタープライズ情報システム(EIS)へのコネクションのプールを定義します。名前付きプールは複数のコネクターリソースから参照できます。

定義された各プールは、サーバの起動時にインスタンス化され、最初にアクセスされたときに読み込まれます。

同じコネクターコネクションプールに2つ以上のコネクターリソースがポイントする場合、実行時に同じコネクションプールが使用されます。

1つのリソースアダプター内のコネクション定義に対して複数のプールを指定できます。

認証付きのコネクターコネクションプールは、XMLディスクリプターファイルでコネクション情報を指定することによって作成できます。

このサブコマンドはリモートモードだけサポートします。

前提条件

ドメイン管理サーバは、稼働状態である必要があります。

引数

--help | -?

このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。

--connectiondefinition connectiondefinitionname

コネクション定義の名称を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • コネクション定義名

デフォルト値:なし

--creationretryattempts=attempts

サーバが最初のコネクションの確立に失敗した場合に、最大何回までコネクション確立を再試行するかを指定します。

型:Integer

指定できる値を次に示します。

  • 02147483647

デフォルト値:0

--creationretryinterval=interval

コネクション確立を連続して試行するときの間隔を秒単位で指定します。

--creationretryattemptsが0の場合、--creationretryintervalオプションは無視されます。

型:Integer

指定できる値を次に示します。

  • 02147483647

デフォルト値:10

--description description

コネクターコネクションプールの詳しい説明文を記述します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • テキストでの説明

デフォルト値:なし

--idletimeout idletimeout

コネクションをアイドル状態で維持できる最長時間を秒単位で指定します。

型:Integer

指定できる値を次に示します。

  • 12147483647

デフォルト値:300

--isconnectvalidatereq={false|true}

コネクション障害検知機能を使用するかどうかを指定します。trueの場合、コネクション障害検知機能を使用します。一定間隔のコネクション障害検知については、指定値に関係なく常に有効になります。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • true

  • false

デフォルト値:false

--lazyconnectionenlistment={false|true}

メソッドがリソースを実際に使用する場合、そのリソースをトランザクションに参加させるかどうかを指定します。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • true

  • false

デフォルト値:false

--lazyconnectionassociation={false|true}

物理コネクションを使用する場合、その物理コネクションを論理コネクションに関連づけるべきかどうかを指定します。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • true

    物理コネクションは、物理コネクションを使用する場合にだけ論理コネクションに関連づけられます。トランザクションが完了すると、関連づけは行われません。--lazyconnectionenlistmentオプションもtrueに設定される必要があります。

  • false

    物理コネクションは、物理コネクションを使用する前から論理コネクションに関連づけられます。トランザクションが完了すると、関連づけは行われません。

デフォルト値:false

--leakreclaim={false|true}

リークコネクションの追跡が完了した後で、リークコネクションをコネクションプールに復元するかどうかを指定します。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • true

    リークコネクションはコネクションプールに復元されます。

  • false

    リークコネクションはコネクションプールに復元されません。

デフォルト値:false

--leaktimeout=timeout

コネクションプール内のコネクションリークを追跡する時間を秒単位で指定します。

型:Integer

指定できる値を次に示します。

  • 02147483647

デフォルト値:0

--matchconnections={false|true}

プールから選択したコネクションがリソースアダプターと適合する必要があるどうかを指定します。

プール内のすべてのコネクションが同一の場合、コネクションとリソースアダプターが適合する必要はありません。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • true

    コネクションはリソースアダプターと適合する必要があります。

  • false

    コネクションはリソースアダプターと適合する必要はありません。

デフォルト値:true

--maxconnectionusagecount=count

コネクションを再使用できる最大回数を指定します。

型:Integer

指定できる値を次に示します。

  • 02147483647

デフォルト値:0

--maxpoolsize maxpoolsize

クライアントのリクエストを満たすために作成できるコネクションの最大数を指定します。

型:Integer

指定できる値を次に示します。

  • 12147483647

デフォルト値:24

--maxwait maxwait

コネクションが使用できない場合、呼び出し側がコネクション確立までに待機する必要がある時間をミリ秒単位で指定します。

0は、呼び出し側を無期限に待機させます。

型:Integer

指定できる値を次に示します。

  • 02147483647

デフォルト値:60000

--ping {false|true}

作成時、この属性がtrueに設定されているプールが使用できるかどうかをテストします。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • true

  • false

デフォルト値:false

--pooling {true|false}

falseに設定されている場合にコネクションプーリングを無効にします。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • true

  • false

デフォルト値:true

--poolresize poolresize

プールがコネクション数を増加する量または減少する量を指定します。

型:Integer

指定できる値を次に示します。

  • 12147483647

デフォルト値:2

--property name=value[:name=value]...

プールを構成するためのオプションのプロパティー名と値のペアを指定します。

指定形式は、name=valueです。複数指定する場合は、コロン(:)で区切ります。同じプロパティー名を複数指定した場合は、最後に指定したプロパティーの値が有効となります。

このオプションを使用することで、ManagedConnectionFactoryクラスが保持している設定値を、JavaBeans仕様に基き上書きできます。プロパティー名は、ra.xmlmanagedconnectionfactory-class要素に指定したManagedConnectionFactoryクラスのsetterに対応するJavaBeans仕様に従ったプロパティー名を指定します。ra.xmlconfig-property要素とこのオプションに同じプロパティーを設定した場合、このオプションの設定が優先されます。

型:String

デフォルト値:なし

--raname raname

リソースアダプターの名称を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • リソースアダプター名

デフォルト値:なし

--steadypoolsize steadypoolsize

プールに保持する初期コネクション数と最小コネクション数を指定します。

型:Integer

指定できる値を次に示します。

  • 02147483647

デフォルト値:24

--transactionsupport transactionsupport

このプールでのトランザクションサポートのレベルを確認します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • XATransaction

  • LocalTransaction

  • NoTransaction

--validateatmostonceperiod=interval

連続するリクエスト間で、コネクションを検証する間隔を秒単位で指定します。

0を指定した場合、常にコネクションを検証します。

型:Integer

指定できる値を次に示します。

  • 02147483647

デフォルト値:0

poolname

作成するコネクションプールの名称を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • プール名

デフォルト値:なし

使用例

次の例では、コネクターコネクションプールを作成します。

asadmin create-connector-connection-pool --raname jmsra
--connectiondefinition javax.jms.QueueConnectionFactory --steadypoolsize 20
--maxpoolsize 100 --poolresize 2 --maxwait 60000 jms/qConnPool

戻り値

戻り値

説明

0

サブコマンドの実行に成功しました。

1

サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。