Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスWindows®用)


2.8.20 unset-web-context-param

WebアプリケーションまたはモジュールのServletContext初期化パラメーターの設定の解除

書式

asadmin [asadmin-options] unset-web-context-param [--help]
    --name=context-param-name application-name[/module]

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin

機能

unset-web-context-paramサブコマンドは、次のどちらかの項目のServletContext初期化パラメーターの設定を解除します。

パラメーターの設定が解除されると、アプリケーションのDDに設定された値があれば、パラメーターの値はその値に戻ります。

このサブコマンドによって、デプロイ済みのアプリケーションのDDを変更したり、アプリケーションを再パッケージおよびリデプロイしたりすることなく、アプリケーションの設定を変更できます。

このサブコマンドはリモートモードだけサポートします。

前提条件

ファイル

モジュールへのパスは、アプリケーションのapplication.xmlファイルのmodule要素に指定されます。

引数

--help | -?

このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。

--name=context-param-name

設定を解除するServletContext初期化パラメーターの名称を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • 変数名

デフォルト値:なし

application-name

アプリケーションの名称を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • アプリケーション名

デフォルト値:なし

module

アプリケーションのEARファイル内のモジュールへの相対パスを指定します。モジュールへのパスは、アプリケーションのapplication.xmlファイルのmodule要素に指定されます。moduleは、ServletContext初期化パラメーターをJava EEアプリケーションのWebモジュールに適用する場合にだけ必要です。

指定する場合、moduleapplication-nameの後にスラッシュ(/)で区切って指定する必要があります。例えば、myAppアプリケーションのapplication.xmlファイルには、Webモジュールを次のように指定します。

<module>

<web>

<web-uri>myWebModule.war</web-uri>

</web>

</module>

モジュールは、myApp/myWebModule.warのような形式となります。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • アプリケーションモジュール

デフォルト値:なし

使用例

次の例では、Webアプリケーションbasic-ezcompのServletContext初期化パラメーターjavax.faces.STATE_SAVING_METHODの設定を解除します。パラメーターは、アプリケーションのDDに定義された値があれば、その値に戻ります。

asadmin unset-web-context-param --name=javax.faces.STATE_SAVING_METHOD 
basic-ezcomp

戻り値

戻り値

説明

0

サブコマンドの実行に成功しました。

1

サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。