Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスWindows®用)


2.8.21 unset-web-env-entry

Webアプリケーションまたはモジュールの環境エントリーの設定の解除

書式

asadmin [asadmin-options] unset-web-env-entry [--help]
    --name=env-entry-name application-name[/module]

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin

機能

unset-web-env-entryサブコマンドは、次のどちらかの項目の環境エントリーの設定を解除します。

エントリーの設定が解除されると、アプリケーションのDDに設定された値があれば、エントリーの値はその値に戻ります。

このサブコマンドによって、デプロイ済みのアプリケーションのDDを変更したり、アプリケーションを再パッケージおよびリデプロイしたりすることなく、アプリケーションの設定を変更できます。

このサブコマンドはリモートモードだけサポートします。

前提条件

アプリケーションがデプロイされている必要があります。

エントリーが設定済みである必要があります。

ドメイン管理サーバは、稼働状態である必要があります。

環境変数

モジュールへのパスは、アプリケーションのapplication.xmlファイルのmodule要素に指定されます。

引数

--help | -?

このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。

--name=env-entry-name

設定を解除する環境エントリーの名称を指定します。この名前はjava:comp/envコンテキストに相対するJNDI名です。この名前はデプロイ機能内で一意でなければなりません。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • 環境エントリー名

デフォルト値:なし

application-name

アプリケーションの名称を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • アプリケーション名

デフォルト値:なし

module

アプリケーションのEARファイル内のモジュールへの相対パスを指定します。モジュールへのパスは、アプリケーションのapplication.xmlファイルのmodule要素に指定されます。

moduleは、環境エントリーをJava EEアプリケーションのWebモジュールに適用する場合にだけ必要です。

指定する場合、moduleapplication-nameの後にスラッシュ(/)で区切って指定する必要があります。例えば、myApp/myWebModule.warのような形式です。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • アプリケーションモジュール名

デフォルト値:なし

使用例

次の例では、アプリケーションhelloの環境エントリーHello Userの設定を解除します。エントリーは、アプリケーションのDDに定義された値があれば、その値に戻ります。

asadmin unset-web-env-entry --name="Hello User" hello

戻り値

戻り値

説明

0

サブコマンドの実行に成功しました。

1

サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。