Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスWindows®用)


2.8.19 undeploy

デプロイ済みのコンポーネントの削除

書式

asadmin [asadmin-options] undeploy [--help]
    [--target target]
    [--cascade={false|true}] name

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin

機能

undeployサブコマンドは、デプロイ済みのアプリケーションまたはモジュールをアンインストールし、リポジトリーから削除します。

このサブコマンドはリモートモードだけサポートします。

タイムアウトなどでデータベースへのアクセスが失敗することによって、EJBタイマーアプリケーションのアンデプロイに失敗した場合、そのアプリケーションがデプロイできなくなります。この場合は、次の手順でEJBタイマーアプリケーションをデプロイし直してください。

  1. サーバインスタンスを再起動します。

  2. EJBタイマーアプリケーションをアンデプロイします。

  3. EJBタイマーアプリケーションをデプロイします。

前提条件

ドメイン管理サーバは、稼働状態である必要があります。

引数

--help | -?

このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。

--cascade={false|true}

関連リソースを削除するかどうかを指定します。

trueに設定した場合、アンデプロイするリソースアダプターに関連づけられたすべてのコネクションプールやコネクターリソースを削除します。

falseに設定した場合、リソースアダプターに関連づけられているプールやリソースが残っていると、アンデプロイが失敗します。その場合、それらのプールやリソースを明示的に削除するか、オプションをtrueに設定する必要があります。

このオプションをfalseに設定し、リソースアダプターに関連づけられているプールやリソースが残っていない場合、リソースアダプターはアンデプロイされます。

このオプションはコネクター(リソースアダプター)とアプリケーションに適用されます。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • true

  • false

デフォルト値:false

--target target

削除するデプロイの対象を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • server

    ドメイン管理サーバを対象とします。serverはドメイン管理サーバの名称です。

  • domain

    ドメインを対象とします。

  • cluster_name

    指定した名称のクラスターを対象とします。

  • instance_name

    指定した名称のサーバインスタンスを対象とします。

デフォルト値:server

name

デプロイ済みのコンポーネントの名前を指定します。

名前にはオプションでバージョン識別子を入れることができます。 このバージョン識別子は名前の後に続き、コロン(:)で区切ります。バージョン識別子は、文字または数値で始まる必要があります。使用できる文字は、英数字のほかに、アンダースコア(_)、ハイフン(-)およびピリオド(.)です。複数のバージョンを削除する場合、アスタリスク(*)をワイルドカードとして使用できます。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • コンポーネント名

デフォルト値:なし

使用例

次の例では、instance1という名称のサーバインスタンス上の、Cart.earという名称のエンタープライズアプリケーションをアンデプロイします。

asadmin undeploy --target instance1 Cart

戻り値

戻り値

説明

0

サブコマンドの実行に成功しました。

1

サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。